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【25周年企画】KnKと私(7) -理事 栗林 まどか-

国境なき子どもたち設立25周年を記念して、関係者のインタビューを連載します。

【25周年企画】KnKと私(7) -理事 栗林 まどか-

活動を通じ社会に対して発信を続けると共に、ご支援くださる皆さま方のウォンツにも耳を傾けながら、支援を必要としている子どもたちとの懸け橋であり続けたいと思います。

– KnKと関わるきっかけを教えてください。

高校生の時に進路を考えると同時に国際協力に関心を持つようになり、大学では国際学部に進学しました。それまで海外はおろか飛行機にすら乗ったことがありませんでしたが、現地を自身の目で見てみたいという思いからスタディツアーに参加しました。実際に途上国の人々と生活を共にした実体験から、より現場に近いところで国際協力に関わりたいと思い、KnKのインターンに応募したのが、私のKnKと関わるきっかけです。以降、アルバイト、職員、理事と立場とや役割を変えながら約18年間にわたり活動に携わっています。

以前のKnK事務所にて(2006)

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– 現在、どのようなお仕事をしながらKnKの理事をされていますか?

現在は、独立行政法人国際協力機構(JICA)で職員として働いています。これまでサブサハラ・アフリカの海外拠点や本部で勤務してきました。東京にある本部の他に国内に約15拠点、海外に約100拠点を設置し、技術協力や資金協力を主に、海外協力隊事業も実施しています。NGO/NPOとは立場は異なりますが、NGO/NPOや大学法人、企業との連携事業も多く実施しています。

– KnK設立から、今年の9月で丸25年が経ちました。KnKのこの間の活動を理事としてどう見ていますか?

KnKが行っている支援活動は、子どもたちが置かれている状況や対象年齢層、その国や地域の情勢や文化的背景などにより、活動内容や支援期間が異なりますが、KnKはどのような場合においても、教育支援団体であることを常に意識し、現地のパートナーと共に相手のニーズを尊重した等身大の活動を着実に実施してきたと思います。また、時には外的要因の影響を受け、活動の継続が困難になるなどの状況に陥ることもありますが、当然ながら子どもたちを守ることを最優先に現地や東京事務局スタッフをはじめとする関係者が一丸となって、乗り越えてきたように思います。近年、SDGsの浸透や企業の社会的責任における発信、メディアの積極的な報道により、以前に比べると非営利活動に関心を持つ機会が増えたように思いますが、日本では活動にご参加くださる方々が他の先進国と比べると少ないようにも感じています。地道ではありますが、KnKは引き続き、活動を通じ社会に対して発信を続けると共に、ご支援くださる皆さま方のウォンツにも耳を傾けながら、支援を必要としている子どもたちとの懸け橋であり続けたいと思います。

「友情のレポーター」の取材に同行した際の集合写真。右端が栗林理事(フィリピン/2010)

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– 1997年と現在とで、世界情勢や日本の立ち位置も変化しています。今後、KnKに求められる役割は何だと思いますか?または何を期待しますか?

私がKnKの活動に関わりたいと思った一番の理由でもある「共に成長するために」という理念は設立当初より現在も変わらず、活動の原点となっています。KnKの活動は、途上国と呼ばれる国や地域で貧困から到底自力では抜け出すことのできない子どもたちや情勢の急変、想像もしなかった大規模な自然災害で被災した子どもたち一人一人に丁寧に寄り添い、あるがままを受け入れ、彼らが健全にその成長過程にふさわしい生活を送れるようその時々の状況や規模に適した支援活動を行うことです。各活動地および東京事務局のスタッフはもちろんのこと、インターンやボランティア、様々な形で活動を知り、ご支援くださる皆さま方のそれぞれの思いで活動は成り立っています。また、KnKは現地の子どもたちを支援するばかりではなく、日本の子どもたちが困難な状況に置かれている世界の子どもたちの現状を知り、互いに支えあうことのできる次世代の育成にも力を入れています。相互理解に基づく友情の醸成を促進することは、健全な社会を形成するためにも最も有効な方法であると信じ、継続して取り組んでいきたいと思います。

日本と海外の子どもの相互理解を深める「友情のレポーター」。中央で通訳をする栗林理事(カンボジア/2007)

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– KnKが各地の苦境にある子どもたちと共にあるためには、新たな仲間が必要です。彼らに向けたメッセージをお願いします。

日本で暮らす私たちそれぞれに大切な人や日々の生活があるように、困難な状況に置かれている子どもたちにも同じように、子どもらしくそれらを享受する権利があります。しかしが、残念ながら生まれついた環境からそれらを「夢」に見る子どもたちが多くいるのが現状です。まずは子どもたちが置かれている状況をより多くの皆さまに知っていただき、彼らのために何ができるのかを一緒に考えていければ嬉しく思います。

認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
理事 栗林 まどか

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