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【25周年企画】KnKと私(6) -カンボジア、バングラデシュ事業担当 三喜 一史-

国境なき子どもたち設立25周年を記念して、関係者のインタビューを連載します。

KnKと私(6) -カンボジア、バングラデシュ事業担当 三喜 一史-

数値目標にばかり気を取られ、そこで事業の成否を考えてしまいがちですが、子ども・若者が必要としていることを提供できているのか、周りの環境がどうであるかなど観察して一緒に振り返ることを大事にしたいと考えています。

– 前職とKnK入職のきっかけ、理由を教えてください。

前職もNPOで勤務しており、そこでは多文化コーディネーターとして外国にルーツをもつ子どもの教育支援と日本人も含めた若者の就労支援の業務に携わっていました。教育支援では主に小中学生の外国ルーツの子どもたちが日本の学校に入り、適応できるよう、そして高校に進学できるように学校や行政との調整から日本語指導や教科学習の支援を行っていました。

外国ルーツの子ども・若者の支援やその保護者と関わる中で彼らと共に各国にいる子どもたちの状況をなんとかしたいという気持ちが日々強くなり、ちょうどKnKで募集があったので入職しました。

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– 通常、どのような業務を行っていますか?

今カンボジアとバングラデシュの事業を担当させてもらっていますが、主なところでは東京の事務局で事業の活動や予算執行の進捗確認を行っています。現地で勤務しているスタッフから報告を受けながら一緒に進め方を考えて上手く目標達成できるように努めています。

年に5回ほど現地出張に出かけて直接活動の様子を確認しに行き、子ども・若者とコミュニケーションを取って自分たちの事業をどのように改善・向上できるかみんなと一緒に考えています。

バングラデシュ農村部の女性たちとの会議を終えて(2018)

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– 業務をする上で大切にしていることは何ですか?

子ども・若者を中心に考えることを心掛けていますが、その上で、現地で一緒に働くスタッフが子ども・若者を中心に考えられているか観察することを大切にしています。自分含めて数値目標にばかり気を取られ、そこで事業の成否を考えてしまいがちですが、子ども・若者が必要としていることを提供できているのか、周りの環境がどうであるかなど観察して一緒に振り返ることを大事にしたいと考えています。

また一人でやらない/やらせない、というのも意識するようにしています。どんなに優秀な人でも一人で対応できる子ども・若者の人数はたかが知れていると思いますので、チームで対応する、仕組みを作るなど、より多くの子ども・若者に必要な支援が届くように/届けられるようにするにはどうしたらいいのか考えるようにしています。

バングラデシュの首都ダッカで子どもたちへのインタビュー(2019)

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– これまで最も困難だったエピソードを教えてください。

一番の困難はやはりここ数年のコロナ禍での業務です。直接現地に赴くことができず、問題や課題の把握に時間がかかってしまい、その対応に追われる日々でした。オンラインミーティングなどで現地スタッフからも細かく情報を共有してもらってはいましたが、一緒に現地で直接物事を見られなかったのは心苦しかったです。

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– これまで最も嬉しかったエピソードを教えてください。

少し間接的かもしないですが、スタッフの成長を見られたときが一番嬉しいです。一番近くで子ども・若者を見ているスタッフですので、その子たちの背景や課題などをよく把握していると思います。一方で、毎日、何人も対応していると業務に呑まれて子ども・若者たちの状況を整理しきれないこともあるかと思います。そこを一緒に考えて整理し、新たな発想で子ども・若者に対応している現場スタッフの姿を見ることができる瞬間が、一番この仕事をしてやりがいを感じます。

普段は東京勤務なので子ども・若者と十分には接していませんが、自分自身も以前の職場で直接子ども・若者と対峙してきた経験があり、客観的な知見を持ってスタッフのサポートができたと実感できる瞬間が一番嬉しいです。

カンボジア「若者の家」の子どもたちと(2019)

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– 休みの日(OR仕事をしていない時)は何をして過ごしていますか?

わからないです(笑)。テレビの前に座っている時間が一番長いでしょうか。あとは身体のメンテナンスかもしれないです。決してカッコイイものではなく、不摂生がたたり運動しないといけないですし、何故かここ1、2年はケガも多いので整骨院にばかり行っているような気がします。

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– 今後、KnKの活動を通じてご自身が取り組みたいことを教えてください。

NGOの役割について色々な意見があると思いますが、個人的には制度的に支援が行き届いていない人たちに支援を届ける役割があるのかなと思っています。そしてその支援を制度化できるように努めることでしょうか。

今担当している事業が公的なサービスとして提供されるようにする、そしてまた次の課題を見つけることの繰り返しかなと思います。一人でできるものでもないので自分自身が取り組みたいこととも少し違いますが、そうなるように色々な人と出会い、仲間をいっぱい増やすことに努めていきたいなと思います。

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– KnKが各地の苦境にある子どもたちと共にあるためには、新たな仲間が必要です。彼らに向けたメッセージをお願いします。

関わり方はどうであれ、その一つ一つが力となり形となって子どもたちの元に届くのではないかと思います。直接的/間接的、大小関係なく、より多くの想いが子ども・若者たちのより良い未来につながると信じています。新たな仲間が増えることを心待ちにしております。

認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
カンボジア、バングラデシュ事業担当
三喜 一史

新たなマンスリーサポーター25名を募集

これからも教育機会を提供することで、各地の子どもたちが主体的に生き、自己決定ができる人生を歩めますよう、25周年を記念して新たなマンスリーサポーターを25名募集します。
(募集期間:2022/9/1~12/31)

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