活動ニュース

【パレスチナ・ヨルダン渓谷】はじめの一歩が、大きな夢に!パレスチナ・ユーススキルデー2025

報告:パレスチナ事業 アシスタントフィールドコーディネーター ムハンマド・グルーフ

パレスチナ、ヨルダン渓谷での事業は第一グループへの研修やフォローアップを終えて、2025年3月からは第二グループへの研修や活動が始まりました。今回は、第二グループの若者たちが参加した、「パレスチナ・ユーススキルデー2025」について、スタッフのムハンマドからの報告を紹介します。

参加した若者の集合写真

「パレスチナ・ユーススキルデー2025」

「パレスチナ・ユーススキルデー」は、イナス・アルアタリ労働大臣後援のもと、Johoudコミュニティ開発財団 と労働省主催で、7月23日にラマッラで開催されました。今年で3度目を迎えたこのイベントは、教育と労働市場の需要のギャップを埋めるため、デジタルスキルと起業スキルの重要性に焦点が当てられました。
来場者が参加できる展示ブースや、団体同士のネットワーキング、若者の成功事例紹介などを通じて、参加者個人の成長や組織の発展に不可欠な研修や雇用プログラム、また21世紀型スキルを学べる機会が提供されました。

ハムゼ「強く印象に残った、初めての体験でした」

会場で話を聞くハムザ(左)

KnKの活動に参加する一人、ヨルダン渓谷出身のハムゼは、このような大きなイベントに参加するのは初めてでした。彼の言葉を紹介します。

「新たな組織や団体と出逢え、学びと経験を得ることができました。これから地域で活動する上で必要な知識を学ぶと同時に、履歴書の書き方や面接の準備の仕方を学べたこともとても価値ある体験になりました」

ハムゼは特に、FORSA と、SharekのTAMAYAZ というプログラムが強く印象に残ったそうで、「彼らは学生に限らず、すべての若者をサポートし、自分のスキルを磨き、仕事を見つけるための本物の機会を与えてくれると感じました」とも話してくれました。そしてさらに、インパクトは仕事面に限らず、「今では、自分はこのコミュニティに自分の居場所を感じて、正しい道を進んでいると信じています。自分の友人たちにも、正しい方向を見て進めば、本物の機会が待っていると伝えたいです」と感想を述べてくれました。

ウラ「会話の中で自分を見つける」

ウラは初め、このイベントに対してあまり多くの期待をしていませんでした。「他と似たようなイベントで、討論が少しあるくらいだろうと思っていました。でも実際は、新しく出会う人たちが多くて興奮しました」

彼女にとって最も印象的だったのは、ヨルダン渓谷のような『他地域との繋がりが薄い地域に住む若者のエンパワメント』セッションで、「私たちの現実や日々直面している課題に向き合い、私たちが孤立していないと気づかせてくれました」と語ってくれました。

彼女はまた、プレゼンテーションのアイディア、地域におけるパートナーシップの作り方、自分の地域でのイニシアティブ活動の始め方など、実践的なスキルも学んだそうです。

「刺繍プロジェクトを運営する女性と出逢い、シンプルなアイディアでも継続すれば大きな影響を与えられると教えてもらいました。変化は一人から始まり、誰もがその小さな一歩を始めることができる」と知ることができたのは、彼女にとって大きな学びとなったようです。

ラーニア「新たな発見とパレスチナ人としての誇り」

会場で話を聞くラーニア(左)

ラーニアにとって、このイベントは学びや創造性、そして個人的な繋がりを得た場となりました。パレスチナの伝統的な刺繍(タトリーズ)と木工芸術を使った芸術作品を作るアーティスト、ニハル・サハウェイルとの交流にラーニアは深く感動したそうで、「彼女の作品は、創造性と伝統がいかに意味ある形で結びつくかを考えさせてくれました」と語ってくれました。

また、ForasEducationan for Employment(EfE)Wenak といった団体とも知り合い、「EfEからはライフスキルの重要性を教わり、Forasからは、私たちが忘れられていないという希望を見出し、Wenakからは、『自分たちが存在している』ことを感じることになりました。これは私にとって新たな扉を開く、刺激的な経験でした。この機会の一員になれたことを誇りに思います」とイベントに参加した感想を残してくれました。

活動に向けて準備が整う

2025年のパレスチナ・ユーススキルデーは単なるイベントではなく、ハムゼ、ウラ、ラーニアが届けてくれたような、若者たちの声のためのプラットフォームでした。ヨルダン渓谷の村のように、他地域との繋がりが薄い地域の若者たちが、彼らが自分たちの存在感を示し、自分たちの意見が聞かれる場として、未来に向けて準備が出来る場ともなりました。多くの若者たちにとって、良いスタートになったと思います。

最後にもう一度、ウラの言葉を紹介します。
「もし同じようなイベントがあれば、ぜひもう一度参加したいです。こうしたイベントは視野を広げ、人と繋がり、自分たちの声が大切であると気付かせてくれるからです」

※パレスチナにおけるKnKの活動は、外務省「日本NGO連携無償資金協力」の助成、ならびに日本の皆さまからのご寄付で成り立っています。

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