第一回:ジェニンおよびナブルス(2023年6月)
最初の社会見学ツアーではジェニン市とナブルス市を訪問しました。
まず、各村の若者たちを集め、ジェニン難民キャンプのThe Freedom Theater(フリーダムシアター)を訪問しました。2017年~2021年までパレスチナで実施していた前期事業(https://knk.or.jp/pal211008/)でも共に働いたフリーダムシアターは、ドラマワークショップ、演劇表現、3年間のプロフェッショナルコース、ステージマネージメントの研修、写真、フィルムメイキング、演劇台本講座など様々な文化的活動を提供しています。事業に参加している若者にとって、子どもたちとのかかわり方、青少年とのコミュニケーションの仕方に加え、演劇、歌唱、研修時にどのように活動や技術を使うのかといったことを学ぶため、フリーダムシアターへの訪問は事業に参加している若者にとって重要なことでした。
フリーダムシアターの代表、ムスタファさんが団体の成り立ちやこれまで経験してきた困難や課題に加え、彼らの逞しさを話してくださり、若者たちは自分たちの夢を追い続け、未来を築くモチベーションを得ることができました。
フリーダムシアターの劇場を見学し、彼らが実施していた子ども向けの合唱と演劇クラスを見学しました。若者の多くが今回の訪問で感動したようでした。
その後、ナブルス市に移動し、まず市が運営するキッズセンターを訪問しました。そこはエネルギーにあふれ、カラフルで子どもたちも多く、素晴らしい場所でした。図書館、クラフトルーム、ダンスルーム、コンピュータールームなどたくさんのセクションがありました。整理された場所や活動、スタッフの多様さに若者たちも驚いていました。
この日の3か所目の訪問は、こちらも前期事業で共に働いたナブルスの芸術団体、Awtar(アウタール)です。読み聞かせ、絵画、音楽クラスなどのサマーキャンプを見学しました。
「参加者の声」
・子どもたちを支え、彼らのニーズに応える重要な団体の一つであるアウタールに訪問できてよかったです。中には1,000年以上の歴史を持つなどパレスチナの中でも最も古い建物の一つを見学できましたし、団体の卒業生が描いた作品を見ることもできました。とても表現が豊かな未成年の結婚について描かれた作品もありました。
第二回:ラマッラ市ビルゼイトおよびジェリコ市(2023年7月)
第二回の社会見学ツアーではラマッラ市とジェリコ市を訪問しました。
最初にジェリコシネマクラブを訪問しました。映画や映画作成を愛する若者たちによって立ち上がった団体です。
次に、前期事業で活動したジェリコ市が運営するジェリコキッズセンターを訪問しました。特にキッズセンターは、子ども向け活動がよりよく実施されるよう、前期事業でKnKがスタッフを雇用し、資機材を提供した場所でもあります。
続いて、ビルゼイトのThe Palestinian Circusを訪問し、歴史や彼らが乗り越えてきた困難、国内外で実施しているショーについて学びました。
最後に、こちらも前期事業で共に働いたVisual Art Forumの展示会を訪問しました。モダンアート、ショーや絵画をみて、海外からの人々と出会い、話すことは若者たちにとってとても珍しい出来事で、興味深いものとなりました。
・The Palestinian Circusはビルゼイト、ラマッラ、ジェニン、トゥルカレム、エルサレムのおよそ200名に対して毎週活動を実施しています。若者や子どもたちがモダンサーカスを経験したり学んだりする機会を持ち、トレーナーやモデル、アーティストなどプロフェッショナルになる情熱を持てるようにすることを目的としています。
またパレスチナとベルギーの間で経験交換をして、芸術には限界がなく、サーカスはすべての人のものであるというメッセージを伝える最も美しい芸術的文化的作品を作るため、交流事業を実施していることも学びました。
KnKパレスチナスタッフのジェナンからは、「若者たちと色々な都市を訪問することはユニークなことで、知識を得ることの喜びと幸せを実感することは、我々が事業を通して実施していることで、今後も最善を尽くしていきます」とのコメントを寄せてくれました。
※パレスチナにおけるKnKの活動は、外務省「日本NGO連携無償資金協力」の助成、ならびに日本の皆さまからのご寄付で成り立っています。
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5,000円で、5人の青少年が1ヵ月間、学校に通えます。
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