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【コロナ禍緊急】フィリピンで食料配布を実施しました

国境なき子どもたち(KnK)は今年7月3日と5日、フィリピンで、昨年に引き続き、コロナ禍緊急支援を実施しました。

食料と衛生用品の配布の様子

今回も、KnKが日ごろ教育支援活動を行っているマニラ首都圏のスラム2地域、バゴンシーランとパヤタス(以前ゴミ山があった地域)にて、「若者の家」で生活する子どもたちの実家を含む計210世帯に、米25キロを含む食料(卵、ミルク、緑豆など)と、衛生用品(マスクと消毒石鹸)を配布しました。

フィリピンでは、新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以来、17歳以下の子どもは外出が許されず、ほとんどの時間を家とその周辺で過ごしています。その上、昨年からずっと親の収入がほとんどなく、1日1食とれるかどうかの極限状況が続いています。子どもたちは食事を満足にできず、栄養不良による心と体への影響が大変心配されることから、今回、緊急支援を実施する運びとなりました。

KnKの教育支援を受ける子どもたちの家族からは、「お米を25キロももらえるなんて夢にも思っていなかったので、本当に有難い」との喜びの声が多数届きました。以下は、KnKフィリピン事務局長ヘレン・エストラダからのメッセージです。

KnKフィリピンと裨益者を代表して、今年もまた、皆さまのお力をいただき、マニラのスラム地域の子どもたちとその家族に、食料と衛生用品を届けられましたことに、心から御礼を申しあげます。
特に、昨年に続き今年も仕事をなくした家庭にとって、大変大きな助けになりました。中には、ワクチン接種やコロナテストの条件があって仕事に戻れない人もいます。
本当にありがとうございました。

KnKフィリピン事務局長 ヘレン・エストラダ

コロナ禍で私たちの教育活動もさらに臨機応変さを求められています。現地と一緒に、ひき続き、子どもたちへ学習の機会を届けてまいりますので、応援をよろしくお願いいたします。
2021年夏のご寄付のお願い 例えば5000円あれば、フィリピンのスラム地域の若者30名が約2週間、高校卒業認定の資格を目指す授業を受けられます。

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