活動ニュース

【コロナ緊急】フィリピンでの食料・衛生品配布第二弾が終了しました。

前回ご報告させていただきました通り、フィリピンでも新型コロナウイルス感染拡大を受け、生活に影響が出た家庭に対し、食料と衛生用品の配布を実施しました。
前回記事:https://knk.or.jp/phi200612/

5月に続き、第二弾の配布が終了いたしましたので、ここにご報告いたします。

緊急支援の内容・方法

パヤタス地域、バゴンシーラン地域各100世帯および「若者の家」居住者家族13世帯の計213世帯を対象に、前回ご報告の5月に加え、第二弾1回目を8月に、また第二弾2回目を9月、10月に実施いたしました。第二弾はお米6キロ、ミルク8袋、緑豆2キロ、卵20個、果物8個、石鹸8個を各世帯に配布しました。
配布場所では体温測定、手の消毒を実施しました。また、マスク着用、手洗い、消毒の重要性など新型コロナウイルスに関するオリエンテーションを保護者向けに20分程度実施、1グループの配布が終了するごとに椅子など会場の消毒を行ってから次のグループを受け入れるなど、感染対策を徹底しました。

配布前のオリエンテーション

新型コロナウイルス感染拡大による生活への影響

6月に入り、マニラ首都圏での都市封鎖は解除されましたが、貧困層への経済的打撃は計り知れず、9月に入っても、スカベンジャー(ゴミ拾い)を始めたという方や日々の生活に必要なものを賄うことも難しい生活をしておられる方もおり、職を失い、収入がない生活が続いている保護者からは、「配布物資を受け取り、やっとしばらく食べ物のことを心配しなくていい」、という声が繰り返し聞かれるなど、厳しい生活が続いています。

パヤタス地域

パヤタス地域

バゴンシーラン地域

緊急支援チームから、日本の皆さまへ

「フィリピンの子どもたち、家庭への日本の皆さまからのご支援に感謝申し上げます。政府からの支援も十分ではない中、家庭にとって皆さまからのご支援は非常に重要なものでした。日本の皆さま自身も新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けておられる中、フィリピンの子どもたちへも支援を拡げてくださったご支援者様皆さまに心から感謝を申し上げます。」

「配布物資を受け取った保護者の目からは喜びや興奮を感じることができました。新型コロナウイルス感染拡大状況下においてもKnKからは見捨てられていないと、皆さん感謝しておられました。また、食料を受け取れることで、食費を使わずに薬などの別の大事な支出に充てるという声も聞かれました。配布物資を受け取った皆さんからは、『KnKは食料を配ったけれども、同時に、このパンデミックのさなかでも生き続けることへの希望をくれた、そしてKnKは私たちを大事な存在だと感じさせてくれた』との声が聞かれました。」

改めまして、皆さまからの温かいご支援に感謝申し上げます。

子どもたちを支えるために、あなたのサポートを必要としています


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