活動ニュース

パフォーマンス・デーのご報告/サマーアクティビティの現場より

報告:プロジェクト・コーディネーター 福神 遥/KnKヨルダン 藤村 武蔵

今日はパフォーマンス・デー!!

今回は、夏休みのサマーアクティビティ最終日に行われたパフォーマンス・デーについてお伝えいたします。

待ちに待ったパフォーマンス・デー当日。私たち教員やスタッフが門に入ると子どもたちが駆け寄ってきてます。あれ、今日はいつにも増して子どもたちの服装や髪型も気合いが入っているようです!

カタール校のパフォーマンス・デーは10時から始まりました。
カタール校は教室が狭く、全員が入りきらなかったので、外で行いました。
味気ないキャラバンの外観を、すこしでもお祭りのように華やかにしようと、教員たちが風船と旗で飾りつけをしました。

開会の挨拶を務めるのは、シャヒッドさんです。少し緊張していた様子ですが、立派な挨拶を行ってくれました。

ほかの子どもたちもワクワクしながら、静かにシャヒッドさんの挨拶を聞いています。

全体司会を務めるのは、マルズーク先生です。他の先生方も準備万端の様子です。

 

一番最初のプログラムは、女の子の歌の発表です。ムハンマド・ヘイル先生の伴奏に合わせ、マイクを回しながら、自分のパートを一生懸命歌ってくれました。

2番目のプログラムは男女対抗のクイズ合戦です。

男女それぞれクイズが得意な有力メンバーが出揃い、両者譲らぬクイズバトルが展開されています。アラー先生も女の子チームのすぐそばで、チームの健闘を祈ります。

 

我先にとクイズに回答するため、子どもたちは真剣そのものです。すごく生き生きとした真剣な表情が見て伺えます。

見守る子どもたちの応援にも熱が入ります。

その次は女の子の演劇の発表です。指導にあたったムハンマド・アラウィー先生とジャクリーン先生が見守ります。

 

練習では、いつもはにかみながら恥ずかしい様子でしたが、本番となると打って変わり、恥ずかしさやらどこへ行ったのやら。台本を全部覚え、女優さながらの演技を披露してくれました。

さてさて、次は男の子の歌の披露です!

あれれ、マルズーク先生が一番気合いが入ってる。。。マルズーク先生は何事にも全力投球です!

最後のプログラムは、男の子の演劇です。

モスクに行く人々を悪魔が誘惑するという物語なのですが、最後は敬虔な人が悪魔の誘惑に負けずに無事モスクに行くというイスラム教徒ならではの物語です。
アザーン(イスラム教のお祈りの時間をお知らせする呼びかけ)を披露してくれた男の子は、お父さんとお母さんが小さな弟を連れて見に来てくれました。お父さんとお母さんの前で堂々とした演技を披露し、お父さんとお母さんもとても嬉しそうにしていたのが印象的です。

最後には、パフォーマンス・デーに参加してくれた子どもたちにKnKから賞状が配られました。

賞状と一緒に自信と嬉しさに満ちた表情を見せてくれました。KnKの教員、スタッフにとり、子どもたちの喜びに満ちた表情を見れるのが一番の喜びです。

場所は変わり、バーレーン校のパフォーマンス・デーは12時から始まりました。

まだかまだかと開始を待ちきれない子どもたち。
バーレーン校も、教員とスタッフで飾りつけを行い、カラフルで可愛らしい教室になりました。

ファトヒ先生の伴奏に合わせ、真剣な表情で一生懸命練習してきた歌を歌います。

次のプログラムは男の子の演劇の披露です。

狩人の物語を伝統的な歌に乗せて迫真の演技を披露しています。他の子どもたちも息を飲んで見守ります。

次は女の子の出番です。自分のなりたい将来を順番に演じました。

ペインター

お医者さん

建築家

道化師。人を楽しませる人になりたいことを表現しました。

これまで熱心に指導してきたハサン先生、アナス先生、イブティサム先生、サファ先生も、子どもたちの立派な姿を息を飲み真剣に伺います。

オレンジパフェさんからいただいた、マリオネットのハビーブの発表も大成功に終わりました。熱心に指導にあたってきたアブダッラー先生も誇りに満ちた表情で見守ります。

最後のプログラムは女の子の歌、ダンスのパフォーマンスです。

最後の最後は、賞状の授与です。アブダッラー先生とアブドゥルラヒーム先生が名前を呼ぶと、子どもたちが笑顔で前に出てきます。

賞状を手渡すキャンプ事業担当の福神と受け取る子どもたち。みんなすごく嬉しそうな表情ですね。

最後は友だちと記念撮影です。嬉しそうな表情に心が和みます。

パフォーマンス・デーには保護者や家族の方たちをご招待しました。
歌を披露する前に不安そうにしていたサルマさんに「大丈夫?」と声をかけると、「お母さんと妹が来てくれる予定なんだけど、まだ来ていないから、本当に来てくれるのか心配なの」と言ってくれました。彼女が歌を披露する頃には、お母さんとまだ赤ちゃんの妹が会場を訪れ、帰りにはお母さんにスタッフのことを紹介してくれました。授業参観の日に親が学校に来ると、恥ずかしいけれども嬉しい、そんな気持ちを思い出しました。
保護者や家族の方をご招待したのは、私たちの活動を知ってもらう機会にすることの他、子どもたちの成長した姿を見てもらうことが目的でした。平日の昼間でしたが、保護者や家族の方たちが、小さな弟や妹と一緒に来てくださり、子どもたちがいつもより誇らしげに演じたり歌を披露している姿を見て、私たちも嬉しくなりました。

子どもたちは、パフォーマンス・デーに向けて練習を重ねたこと、また人前で堂々と発表を行ったことで、自分に自信を持ち、成長した姿で新学期を迎えてくれることと思います。サマーアクティビティの期間、毎日のように楽しく友だちと過ごす子どもたちを見ていて、私たちスタッフや教員も本当に楽しく活動をすることができました。

無事、サマーアクティビティの全ての活動が終了しました!

こうして写真を見てみると生き生きと全力で活動に取り組む子どもたちの姿がすごく印象的ですね。
こうした子どもたちに楽しみと学びを提供できる空間作りをサポートしてくださいました皆さまにKnKヨルダン事務所スタッフ・教員、KnK東京事務所スタッフ一同心より感謝申し上げます。

これからもどんな環境にあろうとも、子どもたちが子どもらしくいれる空間・環境造りに、スタッフ一丸となり取り組んでまいります。

※ザアタリ難民キャンプにおける夏休みの課外授業は、Yahoo!ネット募金などクラウドファンディングにお寄せいただいた皆さまからのご寄付で実現しました。深く感謝申し上げます。

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