活動ニュース

崩れた崖の下で暮らすケレンの家を訪問/友情のレポーター(2015)

2015年フィリピン友情のレポーターの菅 拓哉(かん たくや/12歳)です。

崩れた崖の下で暮らすケレンの家を訪問

3月28日
僕たちはこの日、昨日友だちになったケレンという女の子のお家を訪問させていただきました。一昨年の台風と去年の台風での土砂災害の影響で2回家が壊れてしまったため今は崖の下に家を建てて住んでいます。彼女のお父さんが神父さんなのでケレンの家の隣に教会を作っていました。古い教会も土砂災害の影響で壊れてしまったそうです。

僕たちはケレンの家で取材をしました。7人家族で今は不自由なく暮らしていると言っていました。でも僕はあんなに小さくて暗い家なんていやだし7人があんな小さいところで毎日暮らしているなんて想像もつきませんでした。

またケレンの将来の夢は学校の先生だと言っていました。理由は読み書きのできない子どもたちを教えてあげたいからと言っていました。彼女は何度も被害を受けているのにめげずに将来の夢に向けてがんばっている。とても強いんだなと心から思いました。
友情のレポーター(2015)フィリピン取材

友情のレポーター(2015)フィリピン取材 友情のレポーター(2015)フィリピン取材

自然災害の後に必要なものは何?子どもの意見と大人の意見それぞれ

午後は昨日のメンバーでワークショップをやりました。災害直後に必要なものは何かみんなで意見を出しあいました。子どもたちの中では食べ物や水や服、教育などが出ました。次は近所の大人の方たちの意見も聞きました。すると子どもとは少しちがう意見を出してくれました。例えばお金やおもちゃ、仕事などが出ました。いろいろな人のいろいろな考え方がわかり素敵だなと思いました。日本とも共通する自然災害。いろんな災害の対処法などを共通の話題として話せるのは、とても楽しかったです。

明後日の発表もがんばろうと思いました。

友情のレポーター(2015)フィリピン取材 友情のレポーター(2015)フィリピン取材

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大工のお父さんを持つウルベリオの家を訪問

3月29日

今日は男の子のウルベリオ君の家に行きました。彼の家は結構大きくて部屋もいくつかありました。それでも海が近いので海水面が上がってきて浸水してしまうとウルベリオ君は台風の時を思い出してしてしまい泣いてしまうそうです。ウルベリオ君の家は7人兄弟でお母さんとお父さんを合せて9人家族です。でも今家にいるのは5人で4人の兄弟は家を出て行ってしまったらしいです。将来の夢は警察官。理由はかっこよくていつも憧れていたからだそうです。友だちと遊んでいる時が一番楽しく良く海で遊ぶそうです。

彼のお父さんは大工さんで台風の被害があってから2週間後には新しい家ができたそうです。木は山から買ってきて作ったそうです。ウルベリオ君は台風前の家よりも今の家のほうがきれいだから好きだと言っていました。
友情のレポーター(2015)フィリピン取材

再びケレンの家へ

ウルベリオ君の家を出た後もう一度ケレンの家に行きました。今日は日曜日なので教会に行く子が多くてケレンのお父さんが神父さんなのでお話を聞こうと思ったからです。

12時に終わるので12時過ぎに行くとケレンが料理を作っているところでした。あんなに狭くて暑い中で炭を使って火を起こしてボールで炒めるなんて考えられませんでした。

友情のレポーター(2015)フィリピン取材

 

次の災害に備えて必要な物をそれぞれ担当する8人の大臣たち

午後は昨日のみんなで昨日出し合った必要な物を8つ最も大事な物を決めました。僕は医療大臣として災害の前何をするか、考えました。他にも食べ物・家・トイレ・防災用品・

教育×2・警察の7つがありました。明日それについて発表してもらうのでとても楽しみです。

友情のレポーター(2015)フィリピン取材

 

※当事業は国際交流基金アジアセンターから助成を受けて実施します。
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