活動ニュース

夏季アクティビティのオープンデーを今年も開催~子どもたちの成長を実感~

報告:シリア難民支援 現地事業総括 松永 晴子

今年の夏季アクティビティも、長いヨルダンの夏休みのうち、6週間に渡って開催することができました。
暇を持て余した子どもたちもいれば、学習をメインとする他団体の授業に参加できる子どもたちもいました。
その中で工作や音楽などをメインとした、KnKのアクティビティを選択する子どもたちは、アクティビティの時間を目一杯楽しみたい、という思いを持った子どもたちが多かったようです。

アクティビティ開始時には、いつも通り班活動やアクティビティに参加する決まりごとを教えることで手一杯でしたが、中盤からは、子どもたちのリクエストに応えて、ルールを守れば楽しいゲーム、班のメンバーと仲良く協力し合えば完成できる工作、一緒に心を揃えればきれいに響く鍵盤ハーモニカの演奏など、通常の授業だと人数が多すぎて、指導が行き渡らないので実施しづらいアクティビティを、心ゆくまでたっぷりできる時間となりました。
アクティビティの後半は、最終日のオープンデーに向けて、出し物の練習がメインとなっていました。
今年も、男の子たちのシフトは、最後まで落ち着きがなく、なかなか練習がままならなかったことが残念でしたが、女の子たちはそれぞれ、自分の出られる出し物の準備を、しっかりすることができました。

オープンデー当日、休まず来ていた子たちも、数回しか来なかった子たちも、総勢100名近い子どもたちが、揃って会場には顔を出していました。
今年は大きな混乱もなく、会の開始前から、控え室となるKnKの職員室に、きれいな服を着て順番を待つ子どもたちがいました。
ダンスや歌、鍵盤ハーモニカや演劇など、滞りなく披露することができました。

練習がままならなかったので、出番があまりなかった男の子たちも、女の子たちのダンスを見ながら、一緒に後ろで踊っていました。
夏季アクティビティの期間中、落ち着きがなかった子どもたちもさることながら、指導側も根気よく、一つでもやり遂げたいという思う気持ちがあれば、できたのかもしれない、とチャンスを活かせてあげられなかったのかもしれない思いに、後悔がよぎったのも、確かです。

それでも、夏季アクティビティに参加をした証書を一人ひとりに渡す時間になると、誇らしげ受け取りに来る子たちは嬉しそうでした。
今年も開催できたことに、感謝でいっぱいです。

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