活動ニュース

夏季アクティビティが始まりました

報告:シリア難民支援 現地事業総括 松永 晴子

真っ青な空と砂埃が舞うキャンプの様子は、今年の夏休みも同じです。
そして、子どもたちが門の前で、学校の中に入る時間を待っている様子も、毎年恒例。
今まで継続して実施してきたこともあり、今年の頭の冬季アクティビティ、去年の夏季アクティビティと同じ顔ぶれが、来てくれています。また、おなじみのメンバーの他にも、新しくやってきた子たちが、弟や妹を連れてくるので、賑やかな教室風景が広がっています。
歌や演劇、読み聞かせなど、年齢層に幅がある子どもたちが一緒に楽しめる内容を提供しています。

去年の夏季アクティビティから始めた班活動も継続しています。
班ごとに用意した箱に、工作の道具や名札が入っています。道具を班ごとで責任を持って管理すること、名札を箱から出し入れすること、仲良く道具を使うこと、などがアクティビティの最初に説明されます。
今回は、班ごとに立てた班長に、ビブスをつけてもらうことにしました。
班長は、率先して道具や名札の管理をするとともに、毎日1日の終わりに、その日したアクティビティの振り返りを発表します。参加した子どもたちは、自分が何をしたのか、そこから何を学んだのかを、班長の発表から理解することができます。
小さな子も多い夏季アクティビティですが、ただ遊ぶだけ、楽しいだけではなく、その遊びや楽しさの中から、協力しよう、譲り合おう、年下の子を手伝おう、など、私たちが提供するアクティビティから経験的に学んでほしいことを、振り返りの時間に発言してくれる子も、次第に増えてきました。

いつもの通り、女の子たちは協調性を持って、仲良く授業を受けられるのに比べ、男の子たちは小さな小競り合いや口喧嘩も多いようです。
ただ、アクティビティから1週間経って、夏季アクティビティをみんな楽しくするためには、何を守らなくてはならないのか、が少しずつわかってきたようです。
この夏休みも、子どもたちが今までにない新しい技術や知識を学ぶとともに、その子それぞれに合わせた小さな成長を、よく見て、よく褒めていけるように、スタッフ一同、力を合わせてアクティビティを提供していきます。

※この活動は、日本の皆さまからのご支援で成り立っています。

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