報告:現地フィールドオフィサー 牧野アンドレ
冬休み期間中に行われた冬季アクティビティも終わり、ザアタリ難民キャンプの学校でも新学期が始まりました。
最初の数日に新しいノートや鉛筆が配られ、シリア難民の子どもたちも準備万端です。
今学期からKnKでは、女子シフトが先学期と同様音楽とアラビア語の作文の授業を、男子シフトでは授業態度の改善に主眼を置きながら、新しく演劇の授業を取り入れています。勉強を重視した科目のほかにも、子どもたちに他人の気持ちを考えることの大切さや一緒に何かを作り上げる活動を通して、シリア難民の子どもたちの社会性や協調性を養おうとすることが目的です。
演劇の授業では、先生が子どもたちに「演劇とは何か」、「みんなはどんな演劇が好きか」など聞いた後、実際に子どもたちが「誰かになりきりみんなの前で演技をする」ということを行いました。
はじめて行う授業に子どもたちも最初戸惑っていましたが、徐々に演劇の世界に入り込むコツを覚えると、「次は僕がやりたい!」という声がクラス中から聞こえてきました。
また先日は天気がよかったことから、外でのアクティビティもいくつかのクラスで行い、借り物競争や玉入れをしたり、
生徒の一人がタブレ(太鼓)をたたいてみんな一緒に歌を歌いました。
今後も定期的に活動の様子をご紹介していきます。
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