2015年3月15日
報告:KnKスタッフ 熊本 晃順
現在フランスのパリ日本文化会館にて、4周年を迎えた東日本大震災被災地の現在、そして岩手県で支援活動を続けるKnKと現地での撮影を続けるフォトジャーナリスト渋谷敦志氏の写真展『GENS D’IWATE -Nous aimons toujours la mer- 岩手に生きる人々「それでも海と共に」』を開催しています(3月21日まで)。
3月10日にオープニングを迎えた本写真展では、連日多くの方がご来館され、作品を鑑賞されています。
震災から4年がたち、フランスでは被災地の現在を知る機会は大変少なくなっていると言われます。
今回の写真展では、震災直後と現在とのビフォーアフター写真や、2011年と2015年で同じ人物を撮影し成長を記録した写真なども展示しています。
震災直後のがれきの山が、現在は盛り土の山と変わっている姿などに、皆さん足を止めじっと見入っていました。
また同時上映している映像カメラマン常田高志氏の作品では、岩手県山田町にて「祭り」が軸となり人々や地域のつながりが再び築かれていく様子が描き出されています。
4年という歳月が流れ、現地の風景は大きく変化しています。本写真展では、この4年間を生きる現地の人々の生活に目を向けることで、普段一言であらわす「復興」という言葉が何を意味するものなのかを問いかける内容となっています。
フランス、パリ近郊にお住まいの方、春休みパリにご旅行の方、ぜひお立ち寄りください。
日時:2015年3月10日(火)~21日(土) 【日曜日、月曜日は休館】
火~土曜日 12時~19時、 木曜日のみ 12時~20時
会場:パリ日本文化会館 地上階スペース
料金:入場無料
主催:特定非営利活動法人国境なき子どもたち(KnK)
この写真展は一般財団法人日本児童教育振興財団の助成、株式会社堀内カラーの協力により開催しています。
また会場をご提供くださったパリ日本文化会館に心よりお礼申し上げます。
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