こんにちは!ヨルダン派遣員の大竹です。
10月末、日本から約9000km離れたヨルダンで、おそらく初の”日本秋祭り”が開催されました。KnKは、同じく当地で活動する他のNGO 2団体と共同でNGOブースを出展しました。
この秋祭りは、ヨルダン日本友好協会(Jordan Japan Friendship Network)が主催するもので、日本の文化や食べ物を通じて、両国間の草の根レベルでの交流を深めることを目的としています。
NGOブースでは各団体の活動紹介展示のほか、子どもたち向けのミニ縁日として、日本のお菓子釣りゲームと、お手玉投げゲームを実施しました。
一般的にこの地域では食に対して保守的な人が多く、日本食もあまりウケないことが多々あるのですが、日本のスナック菓子はかなりの人気で、約300個用意したものが2時間ぐらいで無くなってしまいました。また、点数の書かれた的に向かってお手玉を投げるゲームも、子どもたちがお手玉を巧みに操り、高得点を叩き出していました。賞品に日本の文房具やグッズを用意したのですが、一番ウケたのは、100円ショップで購入した小さなレゴ的プチブロック、コクヨのノートでした。
ヨルダン事務所のナショナルスタッフがゲームの担当をしてくれていたのですが、「こんなに喜んでもらえるとは思ってなかった」という感想を漏らすほどでした。日々の仕事より体力を使い、大変だったと思います。
他、広島から招聘されたお好み焼き屋の店主による実演や、おにぎりやみたらし団子等の販売、武道(合気道、空手、柔道)の演技、お茶のお点前や生け花の展示等もあり、人通りが途切れずに大盛況の1日でした。
P.S. 私個人は書道体験ブースを担当したのですが、日本語を話せるヨルダン人の多さに驚くとともに、子どもたちの名前が聞き慣れない新しい名前ばかりでした(自分の名前を書く人が多かったのですが、約250人のうち、この地域で多い名前「ムハンマド」は1人しかいませんでした!)。日本で言うキラキラネームではありませんが、アラビア語の名前も世代によって変わるんだなあ・・・と新しい発見がありました。
※当日の様子が現地のメディアでも取り上げられました。アラビア語ですが、雰囲気がよく分かるレポートになっておりますので、よろしければご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=lCt7SOor8s4
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