スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

補習授業――子どもたちの感想は!?

 

アッサラームアレイクム!(こんにちは!)

日に日に寒さが和らぎ、穏やかな季節になったヨルダンからお送りします。
日本では桜が満開になり、週末はお花見を楽しまれた方も多いのではないでしょうか?
ヨルダンでも、先日まで道端にきれいな花が咲いていました。

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さて、昨年の活動ニュースでもお伝えしたように、
ヨルダンでは首都アンマンの公立学校と、ザアタリ難民キャンプ内の公立学校での教育支援を行っています。
今回は、アンマンの活動の様子を見てみましょう!

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ヨルダンの首都であるアンマンにも、シリアから逃れてきた人々が多く生活しています。
シリア人生徒を受け入れている公立学校では、午前と午後に分けてヨルダン人生徒・シリア人生徒の授業を
行っています。
そのため、授業数や授業時間が削減され、双方が学習の機会を十分に得られていないのが現状です。

そこでアンマン内の公立学校では、学校がお休みの日に
アラビア語・数学・英語・課外活動の補習授業を実施しています。
補習授業開始時に試験をし、その結果から各生徒が適切なレベルの授業を受けられるようにしています。

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★補習授業大好き!
この日は本来子どもたちにとっては休日ですが、多くの生徒が授業に参加するのをとても楽しみにしています。
ある男子生徒は、「先週は熱が出て体調が良くなかったから、お母さんから授業を休むように言われて
補習授業に行けず本当に悲しかった!」と話してくれました。
他にも、「みんなでやるサッカーが楽しい!」と、授業が始まるずいぶん前から運動場でサッカーを楽しむ
元気いっぱいの生徒の姿もありました。

★補習授業をきっかけに
この補習授業には、あるひとつの特徴があります。
それは、『シリア人とヨルダン人が共に学ぶこと』
普段の公立学校の授業では、先ほどご紹介したように、いわゆる二部制によって
シリアとヨルダンの子どもたちは別々の時間に分かれて学習します。
しかし、この補習授業はシリア人生徒に加え、ヨルダン人生徒も受講できることから
課外活動の時間を中心としてお互いが同じ空間で学び、交流を図ることができるのです。

あるシリアの女の子は、「学校の外ではシリア人ということで嫌な目にあったことがある」と、
少し暗い表情で話し始めました。
けれど、「学校は違う。学校の中では友だちみんなと仲良く過ごせて、
縫製やアクセサリーを作るアクティビティの時間が大好き!」と、はにかんだ笑顔で続けました。

この補習授業が基礎学力の向上だけでなく、
シリア人生徒・ヨルダン人生徒双方にとって、互いに理解し合うきっかけとしても
重要な役割を果たしているのです。

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補習授業を楽しみにしてくれる子どもたち、
シリア・ヨルダンの垣根を超えて友情をはぐくむ子どもたち、
いろんな想いを乗せて、今も授業は行われています。

次回以降も、活動の様子やヨルダンの日常、その他気になったことなどをお伝えしていきます!
(インターン生)

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シリア内戦が始まって5年が経過した今、内戦によって国外に逃れた人々は480万人を超え、
ヨルダンには60万人以上が避難しています。
昨年は、シリアから欧州を目指して多数の難民が移動したことが、大きなニュースとなりました。
ヨルダンへ逃れて来た人々の中には、難民キャンプで生活を続けている人もいますが、
8割以上の人々は難民キャンプ外の地域社会で暮らしています。

 
【KnKヨルダン活動概要】

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