ミンガラバー!(ミャンマー語でこんにちは)
現在ミャンマーに駐在している熊本です。
現在ミャンマーは水祭りの真っ最中。
ミャンマー語で「ティンジャン」と呼ばれるこのお祭りは、旧暦の新年を祝うお正月でもあります。
もともとはヒンドゥー教の教えに始まるそうですが、仏教の文化と混ざり、ミャンマーをはじめ、タイやラオス、カンボジアでも祝われています。
水かけ祭りというくらいですから、とにかく水をかけ合います。
と、この日ばかりは無礼講ということで、大人も子どもも関係なく水をかけ合います。
「そもそも、どうして水をかけるの?」
とこちらのスタッフに聞くと、
「新年を迎える前に、1年のケガレをきれいにするんだよ」
とのこと。
日本の除夜の鐘も、確かそんな意味があったような。
ただ今となっては、水をかけ合うことが一番の盛り上がりイベントとなり、ミャンマー中がお祭り騒ぎになるようです。
ここカレン州パアンでも、マスクで仮装したり、髪を染めたり、グループを作ってお揃いのTシャツを作ったり、路上でガンガン音楽をかけて踊ったり、となんだか学園祭のような雰囲気。
ただ水をかけ合うのは、昼の間のみ。
夜になると、ステージでは伝統音楽や舞踊のお披露目が行われていました。
この日のためにたくさん練習した子どもたちの歌や踊りも。
思い思いの楽しみ方があるティンジャン。
一年で一番暑いこの時期に、こんなイベントがあるなんて、粋ですね。
4月に東南アジアを訪問される機会があれば、ぜひ一度経験してみてください!
(お祭りで盛り上がりすぎて、事故も増えるようなので、安全にはくれぐれも気を付けましょう)