スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

つれづれなるままに

2016.05.06

皆さま、こんにちは。

ご支援者さまの窓口とニュースレター&アニュアルレポートの編集など広報業務を主に担当していますスタッフの岡田です。

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この日記を書いたのは5月2日(月)。ゴールデンウィークの間の平日ということで、今日のオフィスはちょっとゆっくりした空気が流れています。
事務所の庭には、会長の寺田が手塩にかけて育てているバラが、これでもかというほど蕾をつけ大輪の花を咲かせています。こんな美しい庭を見ながら仕事ができる喜びをかみしめつつ、熊本のご支援者のことを思いました。

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先週、大地震の被災地である熊本から世界の子どもたちのためにご寄付をいただきました。
ご寄付の履歴を調べてみると、毎年この時期に必ずご寄付をくださっている方でした。ご自身が大変な状況にいらっしゃるのに、KnKの子どもたちのことを忘れずに、郵便局まで足を運んでご寄付を送ってくださったその尊いお気持ちと行為に私の心は感謝の気持ちでいっぱいになりました。まだまだ続く余震のために不安な生活を送っていらっしゃる九州のすべての方々にお見舞いを申しあげます。

 

そして先週、もう1つ私の業務まわりでご報告は、2015年度活動報告書の冊子ができあがり、ボランティアそしてインターンと一緒に、ご支援者さまへの発送業務を無事終えることができました!

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昨年末からスタッフ全員で地道にまとめてきた活動報告書。編集の最後の大きな仕事は、表紙の写真選びでした。そして2015年の表紙は、友情のレポーター(2003年)でもあるフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが撮影したシリア難民の子どもたちの写真に決まりました。鮮やかな色と女の子たちの表情が目を引く写真です。

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2015年は何と言ってもシリア難民の問題がクローズアップされた1年でした。故郷を離れ難民生活を送るシリア難民の人々は今、このまま難民生活を続けるか、それとも第三国をめざすか、それとも危険を承知でシリアに帰るか、人生の選択を迫られていて、そのどれを選んでも「賭け」でしかありません。それでもカメラを向けると子どもたちは笑顔で、そしてたくましく生きていることを忘れずにいてほしいと、この写真を選びました。ご支援者の方々には、私たちが昨年1年、子どもたちのためにきちんと仕事ができたかどうか、ぜひ見ていただきたく思います。

 

KnKは、これからも教育の種を世界中に蒔いていきます。その種が芽を出して健やかに成長して、平和の花を咲かせてくれたらと願うばかりです。

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