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【友情のレポーター30周年】陸とプロヴィルの手紙 / 2010年フィリピン取材

1995年にスタートした「友情のレポーター(旧 子どもレポーター)」は、2025年で30周年を迎えました。それを記念し、昨年6月から元レポーターと現地で交流した当時の子どもたち、双方による往復書簡をウェブ企画として展開してきました。

最終回は、第24回「友情のレポーター」(2010)として、フィリピンの「若者の家」やチルドレンセンター、ごみ山で働く子どもたちを取材した田崎陸さん(当時13歳)と、当時取材先で出会ったプロヴィルさん(当時16歳)との往復書簡をご紹介します。

2010年取材当時のふたり(右が陸さん、左がプロヴィルさん)

陸さんからプロヴィルさんへ

親愛なるプロヴィルへ

こんにちは。東京から手紙を送ります。
15年前、パヤタスで当時16歳だったあなたにインタビューした陸です。あの日、一緒に過ごし、たくさん話をしたことを今でもはっきりと覚えています。
あなたはゴミ山で換金できるゴミを探し、お金にかえていました。私がなぜ続けているのか聞くと、学校に行くためだと答えました。
日本で不自由なく中学校に通っていた私にとって、胸が締めつけられる思いでした。
自分や周りの人たちのことを考えているあなたをリスペクトもしました。

あれから15年が経ちました。
あなたが今、どのような人生を歩んでいるのか、とても気になっています。
もしよかったら、あなたのことを聞かせてください。

あなたの友人

プロヴィルさんから陸さんへ

親愛なるリクへ

15年以上も経ち、お互いに会っていなかったのに僕のことを覚えていてくれてとてもうれしいです。僕は元気に過ごしています。2016年に大学に進学できたのですが、その後思いがけずパートナーの妊娠がわかり、卒業することは叶いませんでした。

今は、もう二人の美しい子どもの父親です。上の子は8歳、4年生です。下の子は5歳で幼稚園に通っており、来年は学校に入学します。

最近、僕はマニラ大学の造園や施設管理スタッフとして働いています。

15年前のことで、リクが日本に変える前にくれた手紙のことを思い出しています。その中で、リクは僕に一緒に日本に行かないかと誘ってくれましたね。

もしもチャンスがあれば、ぜひ行きたいよ!笑

ところで、一緒にフィリピンに来てくれたマナは元気にしているかな?前に、Facebook経由でやり取りをしたことがあったけど、今どうしているか気になっています。

友情を込めて

プロヴィル

陸さんからプロヴィルさんへ

親愛なるプロヴィルへ

お返事をありがとう。15年という長い時間が経っても、こうしてまた繋がることができて本当にうれしいです。大学に進学したこと、今は2人のお子さんのお父さんとして頑張っていることを知り、心から尊敬します。

家族のために働きながら、子どもたちの成長を見守る毎日はきっと大変なことも多いと思いますが、同時にとても幸せなことでしょう。

15年前の手紙のことを覚えていてくれてありがとう。もしチャンスがあれば、ぜひ日本にも遊びに来てください!その時は、私が案内します。

私の近況を少し。今は新聞記者として東京で働いています。もう7年目ですが、毎日目まぐるしいです。

マナのことも気にかけてくれてありがとう。今は3歳の男の子と1歳の女の子のママです。仕事と育児で毎日があっという間に過ぎていくそうですが、毎日元気に幸せにあふれた日々を過ごしていると話していました。

また近況を聞かせてください。

あなたの友人

※本手紙は、本人の同意を得て一部表現を調整し掲載しています。

日本と海外の子どもたちが互いの違いや共通点を学び、友情を育み、共に成長できる社会を広げていくため、これからも応援をよろしくお願いします。

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