活動ニュース

ザアタリ難民キャンプ【作文担当】マルズーク先生からのメッセージ

国境なき子どもたち(KnK)は、ザアタリ難民キャンプのシリア人の子どもたちがこの夏休みも充実した課外活動に参加できるよう、クラウドファンディングキャンペーンに挑戦しています

キャンプ内のカタール校で子どもたちにストーリーライティング(作文)を教えるマルズーク先生より、メッセージが届きました。

私たち教員は、KnKの活動に参加することができて、とても嬉しく思っています。

シリア難民の子どもたちは、いつでも新しい知識やスキルを手に入れることをとても楽しんでいます。
特に、私たちKnKの授業では、音楽、演劇、作文を通して、英語とアラビア語の能力向上も目指していますが、子どもたちは楽しみながら、それぞれの能力を伸ばしています。英語とアラビア語ができるようになると、英語の歌が歌えるようになったり、物語の中に出てくる単語が英語でもわかるようになってきます。
夏休み中は、1人1人の子どもたちと向き合える時間が多くあるので、楽器の練習をしたり、演劇の中でさまざまな役を演じたり、文集を作成したりと、普段の授業以上に子どもたちに丁寧な指導ができます。

作文の授業で、自分の子どものように生徒に接するマルズーク先生(カタール校)

辛い過去を抱えるシリアの子どもたちにとって、課外活動に参加することは、彼らが楽しく新しい生活を送ることを意味しています。子どもたちが夏休みの自由な時間を、KnKの課外活動で過ごせるよう、私たちのプロジェクトが今後も続くように願っています。
シリアから逃れてきた子どもたちのために、ぜひ皆さまのご支援をよろしくお願いします。

ストーリーライティング(作文)教師
マルズーク

カタール校でシリア難民の子どもたちに寄り添うKnK教師たち。左から演劇のハーシェム先生、作文のモハマド先生、今回メッセージをくれた作文のマルズーク先生、そして音楽のモハマド先生。

教師たちの集合写真の背景にある花は、演劇担当のハーシェム先生が描いた桜です。
ザアタリ難民キャンプのカタール校では、キャラバン(プレハブ)の教室を職員室代わりに使っていますが、殺風景なキャラバンに絵を描こうと、みんなでまず壁を白く塗り、そこにハーシェム先生が桜の絵を描きました。

子どもたちが職員室でもリラックスできるよう、先生たちの工夫が学校のいたるところで見られます。

【緊急募金】この夏も、難民キャンプで課外授業を実施するには、あと150万円が必要です。

夏休みを楽しみにしている子どもたちに、今年の夏も課外授業を提供できるよう、皆さまのご理解とご支援をお願いいたします。

150万円集まればできること

ヨルダン北部にあるザアタリ難民キャンプで中学校2校の夏休みの課外活動として、シリア難民の子どもたち(7~16歳)約280人に対し、情操教育をメインとした課外授業を提供します。

【支援により得られる効果】
1. 難民キャンプ内で、学校でクラスメイトと過ごせる時間は子どもたちにとって貴重な「楽しい時間」です。シリアから逃れてきた子どもたちへ、楽しく安心できる居場所を提供し、心身の健全な成長を促進します。
2. 夏休みも継続して学校での活動に参加することで9月からの新学期の通学に対するモチベーションを高めます。

 

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【ヨルダン(シリア難民支援)活動概要】

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