活動ニュース

【参加募集】コロナ禍、写真の表現力とつながる力(12/17)

コロナ禍のヨルダンでは今年3月半ばから学校が休校となり、今も遠隔授業が続いています。来年の支援継続に向けて、ザアタリ難民キャンプの子どもや保護者に対し、何に困っているのかアンケートを実施した結果、デバイス(通信機器)不足や学習の遅れへの懸念といった課題が明らかとなりました。

KnKは、その課題に応えるべく、今までのメッセージ配信、授業での情操教育、キャリア教育の継続実施に加え、アラビア語基礎学習のサポートにも取り組みます。そして、もう一つ新たなプログラムを始めることにしました。子どもたちが写真を使った表現を学び、写真を配信するプログラムです。デバイスを持たない子どもたちに通信機器を教材として貸与し、写真を使った表現を学ぶ機会を提供したいと考えています。また、彼らが撮影した写真をウェブサイトやインスタグラムなどで紹介することで、日本の皆さまともつながり、シリア難民の人々への関心喚起にもつながることを期待しています。

今回のイベントでは、NPO法人Dialogue for Peopleのフォトジャーナリスト安田菜津紀さんと写真家の吉田亮人さんをお迎えし、松永晴子と共にコロナ禍の今だからこそ、改めて考えたい写真の表現力や伝える力、つながる力についてお話します。
来年の写真プログラムをより豊かにするため、写真にお詳しい安田さんと吉田さん、そしてご参加くださる皆さまからもご意見も募り、実りある時間となれば幸いです。

【2020/11/30】写真家の吉田亮人さんにご登壇いただけることになりました。吉田さんとは、国境なき子どもたち写真展2017「Victims ―フィリピンのストリートチルドレン―」において、ご一緒させていただきました。また、弊団体職員の清水匡も登壇いたします。

ぜひご参加ください。

コロナ禍、写真の表現力とつながる力

  • 開催日時:2020年12月17日(木)19:30~21:00
  • 実施方法:オンライン(ZOOM)による配信/お申込みいただいた方に参加用URLを前日にお送りいたします。
  • 参加方法:
    ①パソコンまたはスマートフォンをご用意ください。
    ②通信回線が安定したネット環境をご確認ください。
    ③開始時刻前までに、お送りしたURLをクリックしてお待ちください。(初回利用時のみ、自動的にアプリがインストールされます/所用時間2~3分)
    ※参加者の画面や音声は共有されません。
    ※イベントは録画させていただき、後日Youtube等で公開する可能性がございます。
  • 定員:80名(お申込み先着順)
  • 参加費:無料(通信にかかる費用はご負担ください)
  • お申込み方法:下記URL先のフォームよりお申込ください。
    ☞ https://forms.gle/Khrsmuonze9ndkwMA
  • お申込み〆切:12月15日(火)18:00
  • 主催:国境なき子どもたち(KnK)

安田 菜津紀(やすだ なつき):プロフィール

1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。

吉田 亮人(よしだ あきひと):プロフィール

1980年宮崎県生まれ。京都市在住。
滋賀大学教育学部障害児学科卒業後、タイにて日本語教師として現地の大学に1年間勤務。帰国後、小学校教員として6年間勤務し、退職。
2010年よりフリーの写真家として活動開始。雑誌、広告を中心に活動しながら作品制作を行い、国内のみならずアジアやヨーロッパの美術館やギャラリー、フォトフェスティバルにて写真展や出版物の刊行がされている。

バングラデシュのレンガ工場労働者を取材し、2014年に写真集「Brick Yard」を(限定私家版)刊行。同作はParis Photo – Aperture First Photo Book Awardにノミネートされる。
2013年から2015年にかけてバングラデシュの皮革産業労働者に関するプロジェクトに取り組み、2016年に写真集「Tannery」(限定私家版)を刊行。
2017年、自身の祖母と従兄弟に関するストーリー「The Absence of Two」を出版(限定私家版)。KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2017にて発表されたのち、同作は2018年に青幻舎(日本)とEditions Xavier Barral(フランス)より新装版「THE ABSENCE OF TWO」として刊行される。2021年はドイツでの写真展や、写真集や書籍の出版が予定されている。
ナショナルジオグラフィック写真賞2015ピープル部門最優秀賞など、受賞多数。
www.akihito-yoshida.com

松永 晴子(まつなが はるこ):プロフィール

国境なき子どもたち(KnK)シリア難民支援 現地事業総括
愛知県出身。筑波大学大学院芸術研究科芸術学彫塑(ちょうそ)分野修了。日本とベトナムで美術教師を務めた後、2011年から2年間、青年海外協力隊としてヨルダンで美術教育に携わり、その後も半年間、同国でNGOの活動に参加。 2014年4月からKnKのヨルダン活動に従事し、現在はシリア難民支援現地事業総括として子どもたちの教育支援を行う。

清水 匡(しみず きょう):プロフィール

神田外語大学卒業。自然映画会社でカメラマンを務め『NHKスペシャル』や『生きもの地球紀行』などの制作に携わる。渡英し介護職に従事。帰国後、国境なき医師団日本の映像部にてアフリカやアジアの現場の撮影・編集を担当。2003年より国境なき子どもたちに勤務。広報、プロジェクト調整、組織運営を担う傍ら、フォトグラファーとして活動中。www.kyoshimizu.jp

受賞歴:日経ナショナルジオグラフィック写真賞「ピープル部門」優秀賞(2015年)、第24回酒田市土門拳文化賞奨励賞(2017年)、Paris Photo Prize (PX3), “The State of the World” Curatorial Selection (2019年)

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【ヨルダン(シリア難民支援)活動概要】

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