報告:バングラデシュ事業担当 三喜 一史
多くの子どもと出会いましたが、まだまだ新たな出会いがありそうです
2011年9月にバングラデシュ・ダッカでストリートチルドレンのためのドロップインセンターを開所して12年が経ちました。
ご支援いただいた皆さまと共に開設より延べ112,000人以上の子どもたちを受け入れてきました。
12年間の活動の中で、多くの子どもたちに支援の提供と共に、子どもたちへの理解など地域の環境変化にも多少なりとも寄与できたのではないかと思っています。
同時に12年は色々と変化が生じるには十分な時間かと思います。
昨年11月には子どもたちの現状把握のための調査を行いましたが、まだ多くの課題があることを認識させられました。(「ほほえみドロップインセンター」子どもたちの現状https://knk.or.jp/bgd231128/ )
日々多くの子どもが支援を必要としていることが確認でき、特に女子の増加は肌感覚より大きく、予想以上でした。
より良い支援とは
今年は更に子どもたちへの支援に注力すべく女性スタッフ1名の増員など体制面の強化とより広く多くの地域住民の方々とのコミュニケーションや連携を図るなど活動面での拡充を計画しています。
子どもたちの状況を考えるとまだ十分では無いかもしれないですし、現地スタッフ共々、支援内容の構想は膨らむ一方です。
ですが、現実問題としてリソースにも限りがあります。
その中で最善が何か、「ベストでは無いかもしれないがベターは何か」、を考えて現地スタッフは日々、子ども、地域住民を観察し、話しを聞き、そして一緒に話し合い、子どもの支援に携わっています。
手前味噌になるかもしれないですが、スタッフのこの姿勢が子どもたちにとっては「温かさ」となり、地域住民には「信念」に映ると考えています。
皆さまと共に
最前線で活動するスタッフを支えてくださっているのが、みなさまのご理解やご支援だと強く感じております。
現在、バングラデシュの子どもたちのために「+1(プラスワン)」キャンペーンを実施しております。
https://knk.or.jp/special/sp240124/
皆さまのご参加お待ちしております。