活動ニュース

KnKの活動を地方ユースセンターへ

2012/07/04
報告:プロジェクト・アドミニストレーター 有澤 律子

6月11日から6月13日の3日間、地方ユースセンター職員に対する研修を実施しました。現在アンマンユースセンターで実施中のプロジェクトは2年目を迎えたところですが、KnKがヨルダンで活動を始めてからは既に5年が経っています。この5年間、いくつかの地域において、青少年に対する教育を行ってきたKnK。その経験とノウハウを地方のユースセンターと共有し、彼らの活動の中に取り入れてもらいたいという思いから、この研修は実施されました。

コミュニティ参画プログラム講師による講義

コミュニティ参画プログラム講師による講義

研修実施前の3月と4月、私たちは参加センターの選定と地方ユースセンターの活動状況視察のために、地方ユースセンター23ヵ所を訪問しました。ヨルダン国内には現在、118ものユースセンターがありますが、地方ユースセンターの活動を見られる機会は少なく、KnKにとっても非常に貴重な経験となりました。

初日。まだ少し緊張?

初日。まだ少し緊張?

各センターへの聞き取り調査を元に、今回の研修に参加してもらうセンターを決定し、実施へと至りました。さて、本題の研修ですが、3日という短期間で最も効果的なプログラムをと考えた結果、私たちが力を入れているコミュニティ参画プログラムの紹介に重点を置くことにしました。コミュニティ参画プログラムとは、14歳から18歳の青少年を対象にした将来の地域リーダー育成プログラムで、6ヵ月を1学期とし、青少年たちがリーダーシップや奉仕活動等について学ぶものです。地方ユースセンターでもモスクの清掃活動やサマーキャンプなどの行事が実施されていますが、各プログラムが単発で実施されており、KnKのコミュニティ参画プログラムの特徴でもある”継続的にプログラムを実施する”という要素を各センターが取り入れてくれればという狙いもありました。

講義の内容が盛り込まれたゲームを体験中。皆さん真剣です。

講義の内容が盛り込まれたゲームを体験中。皆さん真剣です。

研修実施前の3月と4月、私たちは参加センターの選定と地方ユースセンターの活動状況視察のために、地方ユースセンター23ヵ所を訪問しました。ヨルダン国内には現在、118ものユースセンターがありますが、地方ユースセンターの活動を見られる機会は少なく、KnKにとっても非常に貴重な経験となりました。
各センターへの聞き取り調査を元に、今回の研修に参加してもらうセンターを決定し、実施へと至りました。

研修は、KnKの団体紹介から始まり、時間管理の方法、青少年プログラムの具体的な作り方、チームワークの育成に有効なゲームの紹介、そして一日の最後には振り返りと意見交換を行いました。研修初日には表情の硬かった参加者たちも、意見交換やゲームを通して打ち解け、次第に活発なディスカッションが見られるようになりました。研修を受けた参加者たちには、コミュニティ参画プログラムをモデルとした活動計画を提出してもらう予定になっています。
研修で学んだことを元に、ユースセンターの特色やアイディアが盛り込まれた計画が出てくるのではないかと楽しみにしているところです。KnKの経験を地方ユースセンターへ伝えるだけでなく、逆にKnKが彼らから学べることもたくさんあるのではないかと思います。お互いの良い部分を共有して、ヨルダン全体の青少年教育がより良いものになっていくよう、私たちにできることを日々行っていきたいと思います。

地方ユースセンターからKnK JAPANへゲーム道具の寄贈

地方ユースセンターからKnK JAPANへゲーム道具の寄贈

最後に全員で記念撮影

最後に全員で記念撮影

 

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