スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

わたしの任務

こんにちは!2015春休み「友情のレポーター」の佐藤旭です。

私は岩手県宮古市に住んでいます。この4月から中学1年生になりました。
レポーターとしてフィリピンに行ったのは、2015年3月25日~4月3日のことです。フィリピンから帰国した翌日に中学校の入学式があり、新しい生活の始まりで慌ただしい毎日を過ごしていました。

帰国して3ヵ月が過ぎましたが、私はときおり急にフィリピンを思い出すことがあります。
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同じ自然による災害を受けた岩手県宮古市とフィリピン。そのフィリピンでたくさんの人と出会い、たくさんのことを体験して学んできました。日本とフィリピンでは違うことも多く、取材を通してショックを受けたこともありました。知ったからには「知らないふり」はもうできません。だから、1人でも多くの人にこの現実を伝えたいと思いました。
※詳しい現地での様子は、帰国後に書いたレポートをご覧ください※

「友情のレポーター」には、自分の目で見てきた現状をたくさんの人たちに知らせるという任務があります。私自身も、フィリピンの現状を伝えるため、自分のやれることにどんどん挑戦していきたいと思いました。そこでまず、とにかく友人や家族、親せきの人たちに、実際に見てきたフィリピンの現状を私なりの言葉で話しました。友だちはみな「怖くなかった?」と聞いてきました。大人の人たちはみな「いい勉強になったね」と言ってくれました。

次に、私の活動について取材してもらうお願いの手紙を新聞社に書きました。また、私はガールスカウトの活動もしているので、ガールスカウトの定例会でフィリピンで学んだことを話す機会を作ってもらいました。もともとボランティア活動に熱心な団体なので、私の話を熱心に聞いてくれました。
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↑ガールスカウトの仲間へ報告(左)。私が住んでいる宮古市の情報誌でも取り上げてもらいました(右)↑
★ガールスカウト 岩手県第14団★
・Webサイト:https://girlscoutsiwate14dan.web.fc2.com/
・facebook:https://www.facebook.com/girlscouts.iwatemiyako

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そして、宮古市長さんのところへ帰国後のご報告にうかがいました。市長さんは出発前にもお会いくださり、励ましの言葉で私を送り出してくれました。伝えたいことが山ほどあったので、帰国後にまとめたレポートや描いた絵、撮影してきた写真を活用しながら報告しました。短い時間でしたが、現地で感じたことを伝えられたと思います。

その後、KnK岩手スタッフの鎌田さんと2人で宮古市の「みやこハーバーラジオ」にも生出演して、お話をさせていただきました。「みやこハーバーラジオ」さんは、震災直後には「みやこさいがいエフエム」として災害・復興情報を発信してきた、宮古市の人にとってはとても身近なラジオです。いつもなら10分の枠を20分に拡大して、私の話をじっくり聞いてくださいました。とても緊張しましたが、鎌田さんも一緒だったのでとても心強かったです。
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↑ラジオ出演の様子は岩手県シェアNo.1の新聞「岩手日報」にも掲載(左)。出演者がもらえる「宮古ハーバーラジオ」のステッカーもGetです(右)↑

私はフィリピンでの取材で、とてもいい経験をさせてもらったと思っています。だからその恩返しに、そしてなによりもお友だちになったあの子たちのために、一人でも多くの人たちにこういう環境にいる子どもたちのことについて知らせていきたいと思っています。

私は、小さい子どもに本を読んであげる「読み聞かせ」のボランティア活動にも参加しているので、次は自分の経験を絵や写真を使って、紙芝居風にして子どもたちに読んであげられたらなぁと考えています。読み聞かせにやってくるのは小さい子どもが多いので、どのような紙芝居に仕上げたらよいのかまだまだ構想中ですが、小さいうちから他の国の違った環境にいる子どもたちのことに触れることは、とても大事なことだと思います。
地球上の子どもたちが子どもらしく生きていくようになれるまでにはどれほど長い時間がかかるかわかりませんが、その一歩にでもなれるようがんばっていきたいと思います。

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