活動ニュース

ダッカのドロップインセンター

2013/10/02
報告:プロジェクト・コーディネーター 渡辺 三帆

10月6日、第20回チャリティーラン in グローバルフェスタJAPAN 2013の支援先がダッカのドロップインセンターに決まりました!今回はKnKバングラデシュのダッカでストリートチルドレンに向けたドロップインセンター(DIC)についての話です。

毎年、何千人もの子どもたちが親の死、家庭内暴力、家庭の貧困などの理由からバングラデシュの首都、ダッカへやって来ます。安い賃金や日々の危険に晒されながら子どもたちは荷物持ち、ゴミ拾い、物乞いなどによって収入を得、食べ物や愛情を求めて毎日ダッカのストリートをさまよっています。こういったストリートチルドレンは、子どもたちが本来権利として当然与えられるべき教育、安全に眠る場所、そして栄養のある食べ物や医療サービスを受け取ることができません。KnKは2011年9月より、ストリートチルドレンを対象に、日中彼らが自由に立ち寄ることができるドロップインセンターを開設しました。昼食、基礎教育、健康や衛生に関する啓発活動を行い、子どもたちが子どもらしく遊び、基礎的な勉強を学び、安全な場所で休み、たっぷりと愛情を受けられる場所を提供しています。

危険な船乗り場で遊ぶ子どもたち

危険な船乗り場で遊ぶ子どもたち

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昨年は「栄養が豊富でお代わりもできる昼食」と「健康と衛生に関する啓発活動」を中心とした活動を行ってきました。2012年4月からは味の素「食と健康」国際協力支援プログラムからの助成金を受け、開所当時は成長盛りの子どもたちに足りなかった昼食も、たくさんのお米に野菜、肉や魚のカレー、豆スープ、季節の果物まで提供できるようになり、子どもたちも満面の笑みです。センターに通う子どもたちは「スナック菓子よりもバナナが僕の身体に良いんだね!」「タバコは体に悪いんだねー知らなかったよ」と言いながら、健康や栄養についての知識を日々学んでいます。センターに来始めた当初は身なりがとても汚かった子たちも、今はセンターに着いたら体を洗い、髪をとかし、服を洗う習慣が付き、とてもきれいになりました。

ラジョン(10歳)の一番好きな授業はお絵かきの時間

ラジョン(10歳)の一番好きな授業はお絵かきの時間

センター外では大人に交じって船乗り場で荷物を運び、ゴミを拾い、汚い川を遊び場にしている子どもたちの皮膚病や病気は簡単には治せるものではありません。しかし今は、怪我をしたり病気になったりするとセンターへ来て、スタッフから応急処置を受けられるようになりました。処置された部分を手で労わるように撫でている子どもたちは、安心感からか表情も穏やかです。

バングラデシュでは手でご飯を食べます。「手を洗って爪を切って」の注意は、1年以上センターに通うココン(10歳)にはもう必要ありません。

バングラデシュでは手でご飯を食べます。「手を洗って爪を切って」の注意は、1年以上センターに通うココン(10歳)にはもう必要ありません。

今年度からは昼食に加え、朝食も提供し始め、昼食までの間何も口にしていなかった子どもたちは大喜びで朝センターにやってきます。また、今年度は「心身共の健康」をテーマに、カウンセリングサービスを始めました。ストリートチルドレンは誰にも言えない闇を抱えている子どもたちが少なくありません。そういった子どもたちが少しでも安らぎを知り、過去を乗り越えて未来へ進んでいけるよう、スタッフ皆で子どもたちを応援しています。

朝食を始めた日の朝。「起きてから何も口にしていない子は?」と聞くと、こんなに手が挙がりました。

朝食を始めた日の朝。「起きてから何も口にしていない子は?」と聞くと、こんなに手が挙がりました。

 

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