2009/10/30
報告:KnKスタッフ 足立 まどか
9月26日、フィリピンのルソン島を襲った台風16号が人々の生活に爪あとを残してから一ヶ月、今週KnKは被災住民に向けた最後の物資配給を実施した。
一ヶ月が過ぎても、濁流に飲まれてしまった家屋や家財道具は戻らない。
今までも一日一日をやっとの思いで生活してきた住民たちには、家を再建する道具や資材もなければそれを買う経済的余裕もない。
台風は過ぎたけれど、人々の生活に残した深い爪あとは消えない。
私たちにできることは住民に寄り添い、彼らが自力で生活してゆけるよう最大限にサポートしていくことだ。家を失っても笑って話す住民たちの心の中にある不安を汲み取っていきたいと思う。