ジャパン・プラットフォームの助成を得て、今月12日から被災地バゴンシーランで配給を開始した。対象は川の氾濫により家が全壊した370世帯。米、缶詰などの食料をはじめ、ブランケット、防水シート、保管容器などを配給している。またデング熱などの蚊を媒体とする熱帯病予防として蚊帳も配布している。
配給時の混乱を避けるため地方自治体と協力体制を密にしている。配給場所を数箇所に分け一度に集まる人数を分散させている。また、配給対象者のクライテリア(選定基準)を明確にし、物資を受け取れない人たちにも説明ができるように配慮をしている。各家庭にクーポンを配り支援物資と交換するなどして、二重に受け取る者がないようなシステムを作っている。
非公式教育などの通常のプロジェクトを一時中断し、物資の配給や小分け作業、そして若者の家で避難する子どもたちのケアをスタッフ総出で行っている。