2021年にフィリピンにおいて取り組んだ活動内容と、担当者からのひと言!をお届けします。
青少年の保護・自立支援、スラム地域の活動、コロナ禍緊急支援を強化しました。
■ 実施期間:2001年7月~継続中
■ 実施地域:マニラ首都圏ケソン市パヤタス、カラオカン・サウス市、カラオカン・ノース市グアダノービル、バゴンシーラン
■ 裨益者とその数:パヤタス、バゴンシーラン地域および周辺地域の6歳以上の子ども、青少年、保護者、家族787名
■ パートナー・関連諸機関:伊藤忠商事株式会社、寺田倉庫株式会社、ゆうちょ財団、フィリピン社会福祉開発省、フィリピン教育省
■ 実施地域:マニラ首都圏ケソン市パヤタス、カラオカン・サウス市、カラオカン・ノース市グアダノービル、バゴンシーラン
■ 裨益者とその数:パヤタス、バゴンシーラン地域および周辺地域の6歳以上の子ども、青少年、保護者、家族787名
■ パートナー・関連諸機関:伊藤忠商事株式会社、寺田倉庫株式会社、ゆうちょ財団、フィリピン社会福祉開発省、フィリピン教育省
■ 自立支援施設「若者の家」の運営
・虐待・育児放棄にあった子ども、ストリートチルドレン、法に抵触した青少年ら10名を受け入れました。新型コロナウイルス感染拡大のため、新しい受け入れはなく、全員2020年から「若者の家」で生活しています。
・虐待・育児放棄にあった子ども、ストリートチルドレン、法に抵触した青少年ら10名を受け入れました。新型コロナウイルス感染拡大のため、新しい受け入れはなく、全員2020年から「若者の家」で生活しています。
・2021年は9月から新学年が開始し、オンライン授業を継続しています。学校教員とも連絡をとりながら、学習サポートが必要な子どもを見極め、「若者の家」の教員が子どもたちの宿題を丁寧にフォローアップし、全員が進級しました。また、子どもたちのモチベーションが上がるよう、「若者の家」の中で進学する生徒の卒業式も実施しました。
■ コミュニティ活動(バゴンシーラン地域、パヤタス地域)
・バゴンシーラン地域209名、パヤタス地域160名がノンフォーマル教育に登録しました。感染状況が落ち着いていた6月には少人数で対面授業を再開しましたが、対面授業ができない時には携帯電話のアプリケーションを使用し、家庭訪問をしてテキストや課題を持って行き、授業を実施しました。公立学校卒業と同等の資格を得られる学業修了試験は感染拡大のため2020年、2021年は実施されていませんが、ノンフォーマル教育開始時のアセスメントの結果、教育レベルに応じたモジュールリスト、エッセイなどを含むポートフォリオと呼ばれる書類によって成績が評価され、バゴンシーラン地域11名、パヤタス地域30名が合格し、公立学校卒業と同等の資格を得ました。
・バゴンシーラン地域235名、パヤタス地域165名に読み聞かせ、算数、英語、読み書きなどの補習授業を実施しました。また、読み聞かせや緊急支援物資の配布などの活動にバゴンシーラン地域からは180名、パヤタス地域からは74名の保護者がボランティアとして参加しました。
・新型コロナウイルス感染拡大により、保護者が仕事をなくすなど厳しい家庭・経済状況にいる子どもが増えたことを鑑み、2021年はバゴンシーラン8名、パヤタス6名、「若者の家」卒業生3名に奨学金を給付しました。
・バゴンシーラン地域209名、パヤタス地域160名がノンフォーマル教育に登録しました。感染状況が落ち着いていた6月には少人数で対面授業を再開しましたが、対面授業ができない時には携帯電話のアプリケーションを使用し、家庭訪問をしてテキストや課題を持って行き、授業を実施しました。公立学校卒業と同等の資格を得られる学業修了試験は感染拡大のため2020年、2021年は実施されていませんが、ノンフォーマル教育開始時のアセスメントの結果、教育レベルに応じたモジュールリスト、エッセイなどを含むポートフォリオと呼ばれる書類によって成績が評価され、バゴンシーラン地域11名、パヤタス地域30名が合格し、公立学校卒業と同等の資格を得ました。
・バゴンシーラン地域235名、パヤタス地域165名に読み聞かせ、算数、英語、読み書きなどの補習授業を実施しました。また、読み聞かせや緊急支援物資の配布などの活動にバゴンシーラン地域からは180名、パヤタス地域からは74名の保護者がボランティアとして参加しました。
・新型コロナウイルス感染拡大により、保護者が仕事をなくすなど厳しい家庭・経済状況にいる子どもが増えたことを鑑み、2021年はバゴンシーラン8名、パヤタス6名、「若者の家」卒業生3名に奨学金を給付しました。
■ 緊急支援
・2020年に引き続き、食料、衛生用品などの緊急支援物資をバゴンシーラン地域、パヤタス地域、「若者の家」の保護者の家庭210世帯に配布しました。
・2020年に引き続き、食料、衛生用品などの緊急支援物資をバゴンシーラン地域、パヤタス地域、「若者の家」の保護者の家庭210世帯に配布しました。
海外事業担当/フィリピン:久野 由里子
フィリピンチームとオンラインミーティングをしていたある日、後ろにボランティアをしている若者の姿が目に入りました。数年KnKの活動から離れていた若者が、「また勉強がしたい」とKnKを訪れ、ボランティアをしていたのです。
2021年もフィリピンではオンライン授業が継続され、デバイスがなかったり通信環境が整わず、オンライン授業に参加できない子ども、家計が苦しくなりご飯が食べられず、気持ちが沈んだり、ぼんやりしてしまって授業に集中できないという声も聞かれました。
様々な制限や困難がある中で、家庭訪問を通した学習のフォローアップ、移動図書館、食料配布、補習授業など、子どもたちの学業継続に向け、試行錯誤を続けてきました。これらの活動は、KnKのスタッフだけが実施するのではなく、青少年、地域の方々も準備や情報拡散などにボランティアとして活躍してくれました。
2022年も、「勉強を続けられることがうれしい」「教育が僕の宝物」という子どもたちの気持ちをどのように実現、継続していけるのか、青少年や地域の方々と共に考え、工夫しながら活動を継続していきます。