6月12日は国際労働機関(ILO)が定めた「児童労働反対世界デー」です。
そもそも「児童労働」とは?
児童労働とは、義務教育を妨げる労働や法律で禁止されている18歳未満による危険で有害な労働を指します。
世界では1億6800万人 *が、児童労働で苦しんでいます。 (*)2013年、国際労働機関(ILO)発表
これは、世界の子どもの9人にひとりにあたります。
何が「児童労働」なの?
「子どもが従事する労働」で、訓練の一環にあたるものや家庭生活の一部となっている軽作業で、勉強と両立可能なものは許容範囲にあるといえます。
一方で、年齢にそぐわない重労働や長時間にわたるもの、危険な作業などは許容範囲外、つまり児童労働と考えられます。
18歳未満の青少年が行う「ゴミ拾い」や「くつ磨き」、「物売り」なども、学校に行く時間を犠牲にして行うようであれば「児童労働」にあたります。
貧しい国々では「物乞い」さえもビジネスとなり、子どもたちが働かされるケースが少なくありません。
・子ども兵士
・児童買春
・奴隷労働
・薬物取引などの犯罪
「児童労働」との闘い - 私たちには何ができるでしょうか
国境なき子どもたち(KnK)は、「児童労働」をこの世界からなくすために、さまざまなアプローチを行っています。
2. 職業訓練機会の提供 *安定した収入を得られるよう手に職を付ける
3. 自立支援施設「若者の家」や保護施設の運営 *子どもとしての時間を取り戻す
4. 保護者向けの収入創出活動 *子どもを犠牲にしない環境をつくる
5. 日本国内での教育・啓発活動 *遠い国の問題として終わらせない
私たちKnKはこのような活動を団体設立以来17年間続けてきました。この10年で「児童労働」の犠牲となる子どもの人数は、2億4600万人から1億6800万人まで減っています*。 (*)2013年、国際労働機関(ILO)発表
しかし、現在もなお日本の総人口をはるかに超える数の子どもたちが、子どもとしての時間を奪われ、危険で違法な状況下で不当に働かされているのです。
ぜひ、私たちKnKと一緒に「児童労働」を世界からなくす「闘い」にご参加ください。
1,500円でバングラデシュのストリートチルドレン1人に15日分の食事を提供できます
3,000円でフィリピン「若者の家」の子ども2人に通学用の制服を提供できます
5,000円でカンボジアの青少年1人が3ヵ月間、職業訓練を受けられます
8,000円でカンボジア「若者の家」の子ども10人が補習授業を受けられます
児童労働に苦しむ子どもたちが、あなたのサポートを必要としています
7月31日までに「毎日の力!50円」マンスリーサポートに新規でお申込みくださった方には、フォトジャーナリスト、渋谷敦志さん撮影によるカンボジアのポストカードセット(6枚組)を差し上げます。
過酷な状況にある子どもたちのために、ぜひご支援をお願いいたします。