活動ニュース

ミュージックワークショップ

報告:プロジェクト・コーディネーター 栗原 真由花

マルカユースセンターで10月5日にミュージックワークショップを行いました。
このワークショップは、オランダから来たボランティアの方々からの、「音楽を通じて子どもたちと触れ合い、そして子どもたちに少しでも楽しんでもらいたい」という提案で実現しました。当日は、平日にも関わらず6歳から13歳までの22名の子どもたちが参加してくれました。ボランティアの方々は、子だもたちに分かりやすく、覚えやすい歌や踊りを取り入れて1時間程度のワークショップを行ってくれました。当ユースセンターでは、日曜日(日本の月曜日にあたる)から7歳~18歳の子どもたちと彼ら・彼女らの両親を対象に英語、数学、コンピューター、アラビア語(国語)などからなる非公式教育を提供していますが、今回のワークショップは、普段の授業や活動とは異なる音楽を通じて子どもたちに楽しんでもらうために行われました。

兄弟や姉妹同士で座りお互い会話もせずに待っている子どもたち

迎えのバスでセンターに到着すると用意された椅子に次々と子どもたちが座り、あっという間に満席になりました。ワークショップが始まるまでの待ち時間は、子どもたちもお互いを意識してか、スタッフが話しかけても並べられた椅子に腰掛けたまま、あまり会話をすることなく過ごしていました。ボランティアの方々は到着するとすぐにギターを取り出し、簡単に自己紹介を済ませるとすぐにギターで演奏を始めました。

オランダからのボランティアの方々は、簡単に自己紹介を済ませるとギターを取り出し歌い始めました。

緊張している子どもたちに積極的に話しかけ参加を促しているボランティア。

ヨルダンの子どもたちは日本の子どもたちに比べて「踊る」ということに対して恥ずかしがることが少なく、音楽がかかると自然と体を動かす子が多いのですが、外国からの訪問者に戸惑ったのか、最初は彼らの歌声を聞きながらじっと見つめているだけでした。そういった子どもたちの心境を察してか、ボランティアの方々は積極的に子ども一人一人に声をかけて参加を促していました。普段の日常生活の中で出会うことの無い外国人の訪問者を目の前にして最初は恥ずかしがっていた子どもたちも徐々に彼らと打ち解け最後は全員総立ちになり笑ったり踊ったりと楽しく過ごしていました。

身動きひとつしないためスタッフが通訳し子どもたちに分かりやすく説明しているところ

見よう見まねで少しずつ参加し始めた子どもたち

どうしたらよいのか分かり 子どもたちに笑顔が見え始めました

子どもたちが一緒になって ボランティアの真似をしているところ

1時間強のワークショップでしたが、音楽を通じて子どもたちにとって大きな気分転換になったようです。また、子どもたちの大きな笑い声と笑顔を見て日ごろ業務に追われるスタッフも暖かい気持ちになりました。

最後は総立ちで歌って、踊っていました。

このミュージックワークショップが非常に好評だったため、同様のワークショップを再度11月初旬に当センターにて行いました。この日も前回にも劣らず15名の子どもたちが参加し、大きな声で歌ってくれました。

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