こんにちは。パレスチナ派遣員の山本です。パレスチナで駐在を開始し、約2ヶ月が経ちます。
色々なことがパレスチナで日々起こる中、今回はニュースから少し離れたジェリコの気候のことをお話します。
ジェリコの冬は、日本の冬とは大きく異なります。
日本では現在、時折雪がちらつき、ダウンジャケットやマフラーを身にまとう人々を多く見かけます。
家ではストーブ、こたつにみかん、鍋の季節を感じることができます。
しかし、ジェリコでは日中の気温は約25度前後になるため、冬のかけらもありません。
吐息が白くなったり、手がかじかむ感覚を忘れてしまいます。
日本の春のような陽気です。
こちらの人も「今年は異常なほど暖かい」というほど、例年に比べてもかなり暖かいようです。
外で過ごす場合、日中なら半袖でも過ごすことができます。
加えて、日差しの強さは日本の3倍増しといったところでしょうか。
こちらの日差しは冬でも強烈なため、長袖の方が日差しを遮ることができるため、私は涼しく感じます。
それくらい肌を突き刺す日差しの強さを感じることができます。
雨も今年は非常に少ないらしく、ほとんど降りません。
非常に乾燥し、砂埃が舞う日々ですが、稀に雨が降ると、空気中の砂埃を雨が回収し、空気が澄み切ります。
雨が上がった後のジェリコは非常に美しく、空気も格段においしくなります。
ご存じの通り、夏になるとジェリコの気温は40度を優に超える日々に突入していきます。
紛れもなく今が寒くもなく、暑くもなく、一年で一番過ごしやすい最高の時期です。
この気候もあと2ヶ月ほどすれば、気温も上がり、特有の灼熱のジェリコに変貌していきます。
今しか楽しむことのできないこの気候に感謝しながら、毎日を大切に過ごしていきたいと思います。
と言いつつも、私は灼熱の気候も大好きです。
そのため、真夏のジェリコをどこか心待ちにしているところもあります。
また、夏になったら「今年のジェリコの夏」を報告いたします。