スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

演劇作品「壁と壁」のオンライン上映 ~日本の高校生とパレスチナの人々の絆~

こんにちは。パレスチナ事務所の福神です。
5月1日(土)日本時間16時から、日本パレスチナ共同演劇作品「壁と壁」のオンライン上映があります。

長野県の東京都市大学塩尻高校に通う演劇部の林充希くんが、探求科の授業の一環として、日本とパレスチナを繋ぐ演劇作品の制作を企画しました。
日本にいらっしゃるパレスチナの演劇に詳しい方たちとのご縁で、国境なき子どもたちパレスチナ事務所に声をかけてくださいました。

林くんが脚本を担当、パレスチナのシーンは、私たちとジェリコの若者たちが参加し、みんなで脚本を考えパレスチナで撮影をしました。

物語は、特殊な能力を持つ日本の高校生が、パレスチナの人と繋がり、パレスチナを知る、という素敵な内容です。
日本からは、距離だけではなく気持ち的にも遠いパレスチナに対して、日本の高校生が関心を寄せてくれたことが、ここで活動をする私にもパレスチナ人スタッフたちにも嬉しく、そして楽しく制作することが出来ました。
製作の過程では、何度も林くんとオンラインミーティングをし、また、作品に関わってくれた演劇部の皆さんや先生方とパレスチナチームを繋いでのオンラインミーティングもしました。
世界中がコロナ禍で、人と繋がることや外の世界に目を向けたり足を運ぶことが難しい中、オンラインで話し合ったり、それぞれの地で撮影したシーンを繋ぎ合わせたり、また上映もオンラインということになりました。
物理的に繋がることは難しくても、人と人は繋がることができる、友情を築くことができる、というのは新たな発見でもありました。

「繋がる」というのは、今回の作品のひとつのテーマにもなっています。

題名にもなっている「壁と壁」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?ぜひ、多くの方に見ていただきたい作品です。

当日は、上映の他、日本とパレスチナを繋いで、パレスチナや撮影裏話をお話しするトークセッションの時間もあります。

上映は、こちらのサイト(https://kabetokabeproject.wixsite.com/theater)からご覧ください。
無料です。林くんが作成した予告動画や、キャスト・スタッフ紹介もあります。
上映当日までお楽しみいただけると思います。

多くの方に見ていただけることを楽しみにしています。

 

上映会当日の様子(アーカイブス)

【映像パート】https://youtu.be/o5iCV1_4j2M
【トークセッション】https://youtu.be/nAJE6G-R15M

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