こんにちは、KnKのシミズです。
写真家、関健作さんの写真展「フィリピン、路上のパレット」の開催（9/14）まであと1日となりました。
今年の写真展はただの「写真」展ではありません。関さんが撮影した写真に子どもたちが直に（しかも自由に）ペイントした、いわゆるコラボ作品を展示します。
写真に直接絵具で描いちゃっていいの？→はい、いいんです。
どうやって描いたらいいの？→自由に絵具を使っていいんです。
芸術家の岡本太郎氏の言葉「芸術は爆発だ！」はあまりにも有名ですが、フィリピンの子どもたちの絵も爆発しちゃってます。
会場には写真だけでなく、子どもたちが自ら語ったストーリーも展示します。彼らの多くに共通することは、家族からの愛情を十分に受けていないことです。親が死亡、離婚、暴力など事情は様々ですが、辛い背景が子どもたちを路上生活へ追いやってしまっています。「ストリートチルドレン」と言ってしまえばそれまでですが、子どもが路上での生活を選択せざるを得ないほどの気持ちを考えると胸が締め付けられる思いがします。私たちは子どもを保護する立場にもあるため、関さんが工夫し、個々のストーリーが写真のどの子どもか区別つかないように展示する予定です。
写真を見に来てくださった皆さんが、子どもたちの美しさ、素晴らしさ、そして可能性を感じてもらえたら嬉しいです。
KnK写真展「フィリピン 路上のパレット」 撮影：関 健作
日時：2023年9月14日（木）～20日（水）10:00～18:00 日曜休館、最終日15時まで
会場：アイデムフォトギャラリー「シリウス」
※9月16日（土）14:00～15:30 写真家の関さんによるギャラリートークも開催します。（司会は渡辺真理さん）
詳細・お申込みはこちら。https://knk.or.jp/ev230914/
