スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

待ちに待ったファミリーデイ!

こんにちは。フィリピン事務所インターンの田口です。

フィリピンの「若者の家」には、虐待や育児放棄などさまざまな背景で家族と暮らせない12名の少年たちが現在暮らしています。

いずれ家庭に戻ることを目指し、彼らが家族との良好な関係を再構築できるよう、先月「若者の家」でファミリーデイが開催されました。子どもたちは、朝からいつも以上に元気いっぱい。家族に会えるのが楽しみで仕方がない様子でした。

午前中は他団体からソーシャルワーカーを招いて親向けのセミナーが行われました。トピックは「親の権利と義務」と「しつけと罰の違い」の二つ。私は議論が難しいトピックだと感じましたが、お母さんたちは積極的に意見を交換し合っていました。子育てをしていく中で、同じ立場の人と話をシェアできる貴重な機会となったようです。

お昼は、Boodle Fightと呼ばれるフィリピンの伝統的な食事スタイルで頂きました。大きなバナナの葉をテーブルに敷き、そこに料理を乗せて、手で食べます。私はフィリピンに来て5か月ですが、まだ手でご飯を食べるのには慣れていません。それを見たひとりの子が、丁寧に指導してくれて、残さずきれいに食べることが出来ました。子どもたちとKnKスタッフ、家族みんなでテーブルを囲んで、楽しいランチタイムを過ごしました。

午後は、子どもたちと家族がペアを作って、KnKスタッフが準備したゲームに参加。その後は、表彰式が行われました。” Best dorm of the month”(子どもたちの居室をdormと呼んでおり、部屋ごとの生活態度を総合評価で表彰) や “Outstanding person” など様々な賞が用意されており、ハウスペアレントが何日も前から準備していたメダルや賞状が子どもたちに授与されました。子どもたちは名前を呼ばれると照れくさそうにしながらも、堂々と賞状を受け取り、家族と写真を撮っていました。

 

子どもたちはもちろん、家族の皆さんも成長した子どもの姿を見ることが出来て嬉しそうでした。次のファミリーデイが楽しみです!

 

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