スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

カンボジアに来て早一週間が経ちました。

カンボジア派遣員の吉谷です。
私は沖縄県の離島で小学校の先生をしたのち、青年海外協力隊の小学校教育隊員としてナミビアに派遣され、昨年帰国し、今年の5月から国境なき子どもたちの海外派遣員としてカンボジアに勤務しております。

カンボジアに到着して早々、蒸し暑い空気、道路を埋め尽くすトゥクトゥク、三輪車、バイク、鳴り響くクラクションの音、香りの強いクメール料理。毎日五感でカンボジアを感じています。

カンボジアの公用語はクメール語で、英語を話せる人は多くありません。生活面では“How much?”すら通じず市場での買い物も一苦労です。仕事面でも子どもたちや現地の方々と直接コミュニケーションを取るのが難しく、今まで経験したことのない種類の困難に苦慮する毎日です。
できるだけ早く直接コミュニケーションが取れるよう、クメール語を勉強したいと思います。

先日、昨年まで実施していたパイリン州での職業訓練事業に参加していた元訓練生の職場を訪問しました。そこには手に職を持ち、自信に満ち溢れた若者たちの姿がありました。かつて彼らは学校を中退し、明るい未来を想像するのも難しい状況にありました。職業訓練の機会がなければ今の姿はなかったと思います。私たちの活動が確かに若者の希望となり、自立していくきっかけとなっていることを目の当たりにしました。しかしまだまだ支援を必要としている子どもたちはたくさんいるのが現状です。これからのバンテアイミエンチェイ州での活動を通し、一人でも多くの子どもたちが未来に希望をもち、明るく過ごしていけるよう、全力を尽くしたいと思います。

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