スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

「遊び」の大切さ

どうもこんにちは。東京事務局でカンボジアとバングラデシュ事業を担当させてもらっております、三喜です。
いつもKnKの応援ありがとうございます!

フェイスブックには定期的に書かせてもらっていますが、今回初めてスタッフ日記を書かせていただきます。
今回のスタッフ日記を書くことになってから半月ほど経ちますが、いやー、題材が全く思いつきませんでした。
みなさんにお伝えしたいことはフェイスブックのほうでちょこちょこと書かせていただいていますし、書きたいと思った内容もイベント自体がこの記事を書いている時点で終わっていないので書けないし、という感じです。
なので、仕事をしながら日々なんとなく思っていることを書いてみようと思います。

最近よく、事業や活動を考えるにあたり実施した後の効果性や、指標の設定などに頭を悩ませることが多く、現地のスタッフともどのようにしたら上手く効果につなげることができるか、そもそもなぜ指標の設定が必要なのかなどを議論することが多いです。これはこれで非常に大切なことなのですが、ふとした瞬間に「遊び」は足りているのかな?と思うことがあります。

教育の機会、職業訓練・就職への機会と合わせて、「遊び」の機会って、重要だと思いません?
みなさんも思い当たるところがあるかと思いますが、友だちとでも一人でも遊びを通して得られた学びって意外と多いですよね。
それが自分の好きなことの発見など自己理解の深まりや、(理想的ではありますが)仕事につながることもあるかと思います。
社会性を身に着けたりするなどもそうでしょうか。

そういった意味では、バングラデシュのストリートチルドレンを対象としたドロップインセンター(DIC)事業では、食事や睡眠場所の提供、教育や啓発セッションの実施の他に「自由時間」があり、テレビを見る、ボードゲームをする、絵を描くなどそれぞれ自由に遊んでいるのでこの遊びの中から色々学べるのかなと思いました。


時にケンカになることもありますが、現場のスタッフが介入することでどうすれば良かったのか考えるきっかけになると思いますし、上手く行かない時ほど学びのチャンスですね。

カンボジアの「若者の家」でも自由時間はあり、日中は学校や職業訓練に通っている子たちも夕方に戻ってきた後はバレーボールをしたり、ただおしゃべりをしたりするなどしています。


「若者の家」の子は10代後半の子たちなのであまりケンカにまで発展したという話しは聞きませんが、でも、何かしらの形で関わり合うことで社会性を身に着ける場にはなっているのかなという気はします。

と書きつつも、はじめに戻りますが、「遊び」が足りているのかな?と不安に思っています。
同時に、「みんな参加できているかな?」、「飽きていないかな?」などの心配もあります。
ただ惰性で遊ぶのもそれはそれで良いと思いますが、せっかくなので遊びからも何かしら得てほしいなと思っています。
そんなわけで「遊び」の機会や選択肢も増やしていければいいなと思っている今日この頃です。

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