スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

カンボジア写真展の舞台裏:ご案内ハガキができるまで

2016.09.20

こんにちは、広報の清水です。

そろそろ皆さんのお手元にニュースレターが届くころかと思います。最新号には10月に開催のKnK写真展2016「明日に吹く風 カンボジアの若者たち2003~2016」(撮影:渋谷敦志)のご案内ハガキが同封されています。

KnKは毎年写真展を開催していますが、多くの方に足を運んでいただくためにご案内ハガキを作成しています。今回はこの写真展ご案内ハガキ作成の舞台裏をご紹介します。

 

今回のご案内ハガキ

今回のご案内ハガキ

歴代のハガキをこうして並べると感慨深いものが…

歴代のハガキをこうして並べると感慨深いものが…

 

最初、今年の案内ハガキも歴代と同じようなテイストでデザインをしていましたが、同僚から「カンボジアから届いたエアメールみたいなデザインはいかが?」と提案されました。「ふむふむ、エアメールっていうと赤と青のシマシマのやつかな」と思いついたのは、昔カンボジアからニュースレターを発送したときの封筒でした。

 

カンボジアで印刷して発送したニュースレター(ロゴが古い)

カンボジアで印刷して発送したニュースレター(ロゴが古い)

 

まず、この封筒をスキャンして余計な情報を消していきます。

 

jpn160920_003

 

この空白部分に代表写真と文字情報を入れて完成!と思ったのですが、ちょっと気になって調べてみたら、切手をデザインとしてそのまま使用すると著作権に違反してしまうとのことで、切手は加工して新たにデザインしなければいけません。

 

水牛で耕している絵が描かれています。

水牛で耕している絵が描かれています。

 

元の切手もカンボジアっぽくて良かったのですがカンボジアの画家さんの権利は尊重しないといけません。代わりにどんな絵があるかと悩んでいたら、写真家の渋谷さんが「どうせやったらアンコールワットでええやん」と仰るので、昔撮ったアンコールワットの写真を使うことにしました。

 

以前、友情のレポーターを連れて行ったときに撮影したアンコールワット

以前、友情のレポーターを連れて行ったときに撮影したアンコールワット

 

写真のままだと切手っぽくないので油絵風に加工しました。

 

以前、友情のレポーターを連れて行ったときに撮影したアンコールワット

以前、友情のレポーターを連れて行ったときに撮影したアンコールワット

 

元の切手に加工したアンコールワットの絵をはめるとこうなります。

 

jpn160920_007

 

 

この新しい切手を封筒に張り付けて消印を上から乗せ、必要な情報を加えるとこのようにご案内ハガキができあがるのです。

 

jpn160920_002

 

文字情報に間違いがあってはいけないので、ほかのスタッフに何度もチェックしてもらいます。そして細かいですが、消印の日付は写真展開催期間になっています。

 

jpn160920_009

 

 

渋谷敦志さんが撮影した写真展、KnK写真展2016「明日に吹く風 カンボジアの若者たち2003~2016」は、10月6日(木)~12日(水)まで、新宿のギャラリー「シリウス」で開催されます。10月8日(土)は渋谷さんと渡辺真理さんのギャラリートークも開催します。

国境なき子どもたち写真展2016「明日に吹く風 カンボジアの若者たち2003-2016」
撮影:渋谷敦志(写真家) ※入場無料

  • 開催日:2016年10月6日(木)~10月12日(水)※9日(日)は休館
  • 開催時間:10時~18時 ※最終日は15時まで
  • 会場:アイデムフォトギャラリー「シリウス」
  • 住所:〒160-0022東京都新宿区新宿1-4-10アイデム本社ビル2F
  • 最寄り駅:東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅(会場まで徒歩2分)
  • 地図:https://www.photo-sirius.net/access
  • 協賛:株式会社 堀内カラー、株式会社 小学館
  • 協力:G.I.P.Tokyo

▼ 詳細はこちら ▼
https://knk.or.jp/ev161006/

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