スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

いよいよオープンデー(授業参観日)当日!

マルハバ!(こんにちは!)

さあ、いよいよオープンデーの当日です。
残念ながら天気があいにくの雨となった学校では、外で開催予定だったオープンデーを
急きょ室内で実施したところもありました。

そんな雨にも負けない子どもたちの姿をご覧いただきましょう!

●演劇の様子

中央の2人の生徒、向かって左側のお母さん役の生徒と、右側の息子(主人公)役の生徒が熱演しています。
家の中で、外出しようとする息子に対し、お母さんが「どこに行くの?」と問いかけても、
「どこでもいいだろ!」との荒っぽい答えが返ってきました。
2人の関係は、それほど良くない様子です。

その後、外出先で悪そうな友だちと行動をともにする主人公。
お菓子を食べ歩きしたり、スマホのゲームで一通り遊んだりした後に、
仲間から薬物を勧められてしまいます。
そして、主人公は仲間の誘いに断り切れず、ついに薬物に手を出してしまうのです。

実は、この演劇のテーマは、「薬物乱用の防止」です。
こうした劇を通じて、薬物の危険性が自分たちの身近なところに潜んでいることや、
日頃から家族とのコミュニケーションを密にし、早めに異変に気づく大切さをメッセージとして届けています。

クラスメートの迫真の演技に、見学している生徒たちも思わず立ち上がってみています。

●保護者参加のアクティビティ

この学校では、生徒と保護者が一緒のグループを作り、アクティビティを楽しんでいました。
先生が名前を言ったあるものに対して、『飛ぶ』か『飛ばない』かをクイズ形式で考えるというもの。この日は家族連れの参加も多いため、小さな子どもたちから大人までみんなが楽しめるようなゲームの形を取ったそうです。
例えば、「キリン」は飛ぶか、飛ばないか。「飛ばないに決まってるじゃん!」という賑やかな声に続き、次第に参加者たちの笑い声が会場に響いていました。

●会場の飾りつけ
前回のブログで紹介した、保護者や家族への手紙をはじめ、将来の夢や目標などさまざまなものがオープンデーの会場の壁に貼られています。
その中で、たくさんの絵が貼り出されている展示がありました。

思い思いの絵が描かれていますね。テーマは、「私のお気に入り」だそうです。
家族や友だちと一緒に遊んでいる絵や、動物の絵などが描かれていました。

この絵は、ウィンターアクティビティの時間を使って生徒たちが描いたものですが、学校で描いたその絵を一度家に持ち帰ったあと、絵の下に家族からのメッセージを添えて持って来てもらっています。
「とても素敵な絵だね」というコメントや、「これが好きだなんて知らなかった!」というコメントもありました。

こうしたオープンデーの発表を通じて、また、作品を通じて、保護者・家族・生徒同士だけでなく、
我々スタッフも、子どもたちの新たな一面が発見できる大切な時間となっています。

(インターン生)

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