こんにちは。バングラデシュ派遣員の渡辺です。バングラデシュの農村にある5つの非公式教育センターでは、
今年度からプリスクール(小学入学前)を始めました。
今年度からプリスクール(小学入学前)を始めました。
バングラデシュ政府が、子どもたちに小さな時から教育を!と、
プリスクールを全国に広めようとしているなか、付属のプリスクールを設ける公立小学校も
増えてきていますが、KnKが活動している農村部にはまだ行き届いていません。
一方で、農村部でも小学校は、子どもたちが入学する前に文字や数字などは
知っていることを基本としているようで、入学しても文字や数字の授業には
あまり時間を割かないそうです。
子どもたちが最初から遅れをとることのないようにと親は望みますが、
子どもたちの親の多くは読み書きができないため、子どもに教えることができません。
こうしたことから、今年の8月からKnKは、お試し期間として、
3つのセンターでプリスクール教育を提供し始めました。
さて先週、プリスクールでおこなったミニテストを見に行きました。
先生が子どもたちにわかる言葉でひとつひとつ問題の説明をし、みんなで一緒にやる、
という形式です。途中で血を吸うヒルがセンターにはいってきて子どもがべそをかいたり、
なぜか数人がいきなり踊りだす、といったハプニング(?)もありましたが、
無事に終わりました。
バングラデシュでは、テスト当日は新しいペンを持ち、きれいな服を着る、
という謎の習慣があります。この日の子どもたちはいつもよりおしゃれでした。
今回のミニテストは、自分の名前と住所、詩の朗読のほかに、
ベンガリ文字、ベンガリ数字、英記文字、簡単な足し算、引き算、と盛りだくさんです。
バングラデシュではベンガル語とベンガリ数字を使いますが、
小学校から英語やローマ数字を学ぶので、バングラデシュの子どもたちは大変です。
テストは1時間半で終わり、みんなで歌を歌ったあと家へ帰りました。
=おまけ=解答用紙==