スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

夏季アクティビティ ~子どもたちの心に楽しい思い出を~

こんにちは。事務局の佐々木です。

皆さんは子どもの頃の夏休みはどのように過ごしていたでしょうか。
私は小学生の頃を思い返してみると、友だちと市民プールに遊びに行ったり、団地の公園で花火をしたり、冷房の効いた図書館で涼んだり、他県の祖父母の家に泊まりに行きお墓参りをしたり、夏休みの後半は宿題に追われたり、、、といろいろな思い出があります。
そういえば、大阪で小学生時代を過ごしたのですが、8月6日には平和登校日というものがあり、夏休み中に一日だけ登校し、暑い体育館で戦争と平和について考える映画を見たり、被爆者の方からのお話を聞く日があり、それもまた強烈に記憶に残っています。

ヨルダンのザアタリ難民キャンプでは、娯楽が少ない中でも子どもたちが楽しい時間を過ごせるように、毎年、夏には学校内のスペースで夏季アクティビティを実施しています。いつもKnKが活動している学校で開催するため、子どもたちも通いやすいこと、また、休み期間中も学校に来ることで、友だちや先生と顔を合わせ、新学期に向けた気持ちの準備にもつなげることも目的としています。
コロナ禍では十分に実施できずに2年連続、オンラインでのプログラムに取り組んだ夏もありましたが、2022年からは対面での夏季アクティビティを再開できています。

班対抗の綱引きは子どもたちに人気のアクティビティ

日本に暮らす私たちは以前のように自由に出かけたり制限なく人と会ったりできる日常を取り戻せていますが、ザアタリ難民キャンプの子どもたちは依然として閉鎖的な環境で制限のある生活を送っています。
そのような状況でも毎年工夫を凝らしたアクティビティを考えるKnKの先生たち。キャンプ内でKnKが活動する学校も昨年からJICA草の根事業の対象校となり、公立校に導入を進めている特別活動の一環として、日直や学級会に取り組んでいます。
昨年は夏休みのアクティビティでも、縦割り班活動に挑戦しました。今年は、更にコミュニティや保護者の方にも何か関わってもらえないだろうか、と先生たちが新たにアイデアを出し合っています。(アラビア書道、楽器演奏、お菓子作り、、、などなど楽しい案が!)

今年の夏も、子どもたちの心に一つでも楽しい思い出が残りますように。

風船を使ったゲーム。ヤーセル先生(左)の応援にも熱が入ります!

 

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