報告:プロジェクト・コーディネーター 崎元 大志
11月24日(日)、KnKの事業地であるパレスチナ自治区ジェリコ市子ども支援センターで「世界子どもの日」イベントを開催しました。11月20日の「世界子どもの日」にあわせて、子どもたちがこの日のためにそれぞれの発表に向けて練習を積み重ね、準備を進めてきました。発表会当日は保護者の方も会場に訪れ、大盛況の中でイベントを行うことができました。
最初の演目は、中学生による演劇発表でした。サイレント・ショーと呼ばれるパフォーマンスで、言葉を使わずに身体の動きとBGMだけでストーリーを表現することに挑戦しました。普段の練習の成果をみんなの前で存分に見せようと、どの子どもたちも堂々と演じている姿がとても印象に残りました。また、舞台の装飾は美術クラスと連携して作成しました。この日のために舞台装飾に趣向を凝らして、ステージを見事に盛り上げました。
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サイレント・ショー(中学生)
ダンス発表は、小学生が低学年と高学年に分かれて披露しました。どちらのグループも一体感のあるダンスを披露してくれました。みんな練習の成果を出そうと思いっきって、そして楽しそうに踊っている姿を見せてくれました。みんなお揃いで、パレスチナの伝統刺繍が施してあるベストを着用して、ダンスを披露する場面もありました。
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小学校低学年のダンス
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小学校高学年のダンス(衣装はパレスチナ刺繍のベスト)
音楽の発表では、小学生の低学年と高学年合同で、打楽器を使ったパフォーマンスを披露してくれました。太鼓バチのようなスティックを使ってスティック同士をぶつけて音を鳴らしたり、床を叩いたりして、リズムを奏でました。シンプルですが、大勢の子どもたちが一斉に勢いよく音を鳴らすとすごい迫力が伝わってきます。途中、夢中になってスティックが折れてしまうハプニングも起こるほどでした。後半は来場した保護者の方も一緒にステージにあがっていただき、大人も子どもたちも一緒にリズムを楽しみました。
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小学生全体の音楽発表
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子どもと保護者合同の発表
子どもたちも、子ども支援センターの職員も、この日のために何ヶ月も前から練習や準備を進めてきました。発表会の終わった後は、子どもたちもスタッフもとても自信に満ち溢れた表情で笑っていたのが印象的です。
※本事業は、外務省・日本NGO連携無償資金協力の助成と皆さまからのご寄付で実施されています。