2011/04/25(月)
ジャパン・プラットフォーム
助成事業
国境なき子どもたちは、岩手県沿岸部の5つの市町でニーズ調査を行いました。
各市町教委との話し合いでは、津波で校舎が使えなくなった小中学校の生徒たちが他校へ通学する手段として、スクールバスが必要であることがわかりました。
4月23日(土)には、支援先のひとつである山田町に29人乗りのスクールバスが届き、本日、25日(月)の始業式に間に合いました。
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山田町は、リアス式海岸を利用した養殖を中心とする漁業が主な産業の太平洋に面した町です。山田港周辺に駅や役場、病院などが集中しており、以前は約1800人の方が暮らしていました。
3月11日の津波とその後の大火災により、この町では550名以上の方が亡くなり、4月8日時点で378名の方の安否が不明と発表されています。
KnKは山田町教育委員会との協議を重ね、避難所の子どもたちが通学するためのスクールバス6台の寄贈の他、制服や体操着の提供、教職員室整備及び教職員住環境整備に着手しています。
また、今後は心理面でのサポートを目的とした青少年のスポーツや文化活動などの中長期的支援や、子どもたちに本と希望を届ける「友情のライブラリー」プロジェクトも予定されています。
※この度の巨大地震・大津波で被災した子どもたちへの支援にご協力ください。
注)東北支援用としてお送りいただいたご寄付については、他の用途には使われません。