活動ニュース

現地移管への布石

2013/07/30
報告:インターン 太田 歩

日差しが厳しくなってきたヨルダンは既に夏休みに入り、センターでの活動がより一層活発になってきました。これまでセンターの運営に関するトレーニングを受けてきたアドミンユース*たちも、この夏は新たなプロジェクトを企画・運営しています! (*アドミンユースとは、地域貢献できる素地の育成を目指すコミュニティ参画プログラム(14歳から18歳対象、以下CP)を卒業した男女混合の青少年メンバーです。) 今回の夏期プロジェクトは、6~8歳の年少男女を対象に行います。アドミンユース自らが1ヵ月ほどの時間をかけて企画し、その後エデュケーターと呼ばれるKnK現地スタッフからのアドバイスをもとに改善を重ねたプロジェクト。皆その実施を心待ちにしていました。

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よーいドン!

太鼓がとまったら、みんなもストップ! 

太鼓がとまったら、みんなもストップ!

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ボール探し。う~ん、誰が持ってるの??

 お絵かきの後は、ボディペイント!

お絵かきの後は、ボディペイント!

内容は、音楽、スポーツ、美術、テーマ型アクティビティを日替わりで実施しています。子どもたちは週4回クラスに参加し、アドミンユースは各クラスの運営をサポートしています。さらに、クラスがない日には、運営体制、クラス内容などを振り返るミーティングを実施。その内容を踏まえ、必要に応じて講師とのミーティングなどを行い、日々改善を加えています。

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クラスの記録やモニタリングを実施。

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講師たちとのミーティング。真剣な表情のユース。

特に、テーマ型アクティビティは、エデュケーターアシスタントとして経験を重ねてきた青少年が主体となり企画・実施しています。テーマ(例 協調性、他者への敬い)に合わせたゲームやアクティビティを実施し、子どもたちが楽しみながら何かを感じ取ってくれればとの願いをこめて頑張っています。

自己紹介ゲーム。次は誰かな~? 

自己紹介ゲーム。次は誰かな~?

みんなで一緒に何かいてるの??

みんなで一緒に何かいてるの??

丁度ラマダンの時期と重なっている夏期プロジェクトですが、アドミンユースたちは毎日早くからセンターに来て、精力的に活動しています。長期のプロジェクトを自分たちだけで動かすのははじめての経験。それだけに苦労や格闘は絶えないですが、持ち前の吸収力で日々多くのことを学んでくれている様です。このプロジェクトを終える頃には、CPを卒業したばかりの青少年たちがアドミンメンバーに加わり、いよいよアドミンユースたちの先輩としての新たな日々が始まります。

ヨルダン事業の最終年度となる今年度。来年2月からは、現地提携機関の青年高等評議会やその他の地域住民を含め、現地の皆で力を合わせて活動を行っていく事になります。アドミンユースが自ら企画・運営できるようになることは、2月に向けた大きな前進になります。

一歩ずつ大切に進んでいくことが求められる青少年の健全育成。ここまで彼らと共に歩んでこられたことを心から感謝し、引き続き皆さまと共に、彼らの歩みをサポートできることを願っています。

 

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