活動ニュース

2つの対照的なテーマ

2011/07/08
報告:KnKスタッフ 清水 匡

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ヨルダンで2年ぶりのビデオワークショップが始まりました。

男子も女子もビデオカメラを初めて触る子がほとんどで、初日はカメラの使い方から学びました。2年前のビデオワークショップのメンバーが男女2名今回も参加してくれているのでこの2人もほかの子たちにカメラの使い方を教えてくれました。
センターに来ている子どもたちにとって、カメラはとても高価なものです。それを自由に触れるというのはなんとも嬉しいことなのです。

画面を食い入るように覗き込んでいます

画面を食い入るように覗き込んでいます

自分たちが撮影したものを見てはしゃぐ女子

自分たちが撮影したものを見てはしゃぐ女子

やっぱり屋外では撮影は一味違います

やっぱり屋外では撮影は一味違います

しかし、ビデオワークショップは遊びではありません。プロ顔負けの技術を習得する場でもあります。喜んで撮影したものを見返してみると、グラグラ動いていたり、ズームばっかり使っていたり、とても見られるものではありません。しかしちょっとした技術を身につけるだけですぐに上手になり、上手になればもっと面白くなるんです。

音はちゃんと入ってるかな

音はちゃんと入ってるかな

バッチリだぜ!

バッチリだぜ!

基本的なカメラワークやインタビューの練習が一段落した後は、作品作りに入ります。作品作りに欠かさないものはテーマです。これが決まらないと撮影することができません。
女子のクラスではいくつかのテーマがあげられた中で2つのテーマに絞られました。
一つはヨルダンの活気があるところをアピールしようということで「市場」。もう一つは「貧困に苦しむ家族」です。12人中9人が「市場」を選び、3人が「貧困に苦しむ家族」を選びました。最初違うテーマを選んでいた子たちは「市場」のテーマに傾いていきましたが、「貧困に苦しむ家族」選んだ3人はどうしてもこのテーマを撮影したいのだというのです。首都アンマンには貧しい地域があり、物乞いをしたりしている家庭もあるといいます。こうした現状を作品を通して伝えることで周囲の人たちの理解を得たいのだそうです。そしてこの3人も貧しい生活がどんなものかを理解しているのです。

テーマについて話し合う女子たち

テーマについて話し合う女子たち

みんな積極的に手を挙げて発言します

みんな積極的に手を挙げて発言します

この対照的な2つのテーマがどんな作品になっていくのでしょうか。

 

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