カンボジアの自立支援施設「若者の家」では、IGAの一環として縫製や絹織物の職業訓練を実施しており、「若者の家」で暮らす青少年や、近隣に住む貧困家庭の女性たちが研修生となり、絹糸の染色や織り方、織られた絹布地をバッグや小物に仕立てる技術などを学んでいます。
研修修了後は、商品製作を通じて安定した収入を得る生産者となり、「一社会人として自立できること」という目標に向かって日々取り組みます。
今回、その活動に参加している少女二人のストーリーが本になりました。
『織物を未来の色に染めて』 カンボジアの二人の少女カンボジアの伝統的な美しい絹織物を織るサリカと巧みな技術でオシャレなバッグを仕立てるダラ。二人は貧困、人身売買などによって過酷な子ども時代をおくりました。 今、二人はさまざまな人の支援を受けながら、過去の苦難を乗り越えて前向きに生きています。秋山浩子・文 (汐文社) 定価 1,400円+税 |