活動ニュース

成功を目指して起業

2011/02/10
報告:プロジェクト・コーディネーター 小坂井 真季

24歳のロタナは2008年9月にバッタンバンの若者の家からプノンペンの大学へ進学し、アカウンティングの勉強をしていました。大学1~2年生の時は、ある会社で会計のアルバイトをしていました。

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頑張り屋さんのロタナは、2010年の9月にプノンペンに印刷会社を立ち上げました。その名も「We are The Child’s Team of CCASVA and KnK Center」です。日本語では、「私たちはCCASVAとKnKの仲間たち」です。(CCASVAとは、プノンペンにあるNGOです。)この会社名から、NGOからのサポートに対する彼女の思いが伝わります。

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この会社では結婚式の招待状や名刺の印刷、そしてバナーの作成等を行っています。従業員はロタナの他にアルバイトが数名おり、KnKで生活していた若者も働いています。

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18歳のソペアも、ロタナの会社でアルバイトをしている一人です。ソペアは昨年の11月まで若者の家で生活をしていました。現在は病気のお母さんと一緒に暮らすためプノンペンの実家に戻りました。ソペアはKnKにいたときから人望が厚く、ロタナから手伝ってほしいと頼まれました。現在は高校に通いながら、家計を助ける為にアルバイトをしています。

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私たちスタッフが会社を訪れた際、ソペアは裁断機で紙を切り、プリンタでスキャンを繰り返す作業を丁寧に、そして一生懸命行っていました。

KnKの卒業生がこのように社会の一員としてたくましく、立派に育っていくことはとても喜ばしいことです。KnKを巣立っていく子どもたちが、自立した生活を送ることができるよう、私たちも今後もサポートを続けていきます。

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