活動ニュース

いよいよ今日から

2010/06/21
報告:KnKスタッフ 足立 まどか

いよいよ6月21日から、第5回「未来をつなぐ夢はさみ」(※)の発展コースが実施されます。日本からバッタンバンに到着されたトレーナーの方々は、早速訓練に向けてマネキンやハサミ、コームやスタイリング剤を確認した後、コース参加者と交流を行いました。
向かった先はバンブートレイン乗り場。電車が通らない時間の線路を利用したトロッコ列車のような乗り物に乗りこみ、バッタンバンの風を受けながら走ること約15分、レンガ工場のある場所に到着しました。そこで少し休憩をし、レンガ工場を見学した後、来た線路を戻りました。
最初は緊張していた子どもたちもバンブートレインを往復する間にトレーナーの方々とすっかり打ち解けました。

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今回のトレーナーの一人であり、美容師として30年もの経験を持つ美容室「コンプレックス」のオーナー大塚さんは、「美容技術を教えることを通じて、仕事をすることの喜びや楽しさを参加者に伝えたいと思います。また、経営者でもあるので今回の経験をサロンで働くスタッフに伝えることで、スタッフにはより広い視野を持って仕事をしてもらいたい」と話してくれました。
またもう一人のトレーナーであり、美容師として6年の経験を持つ浅野目さん(NEWTON勤務)は「自分の美容技術を100%参加者に伝えるように頑張りたいです。日本で当たり前に美容技術を学べる環境にあったことに感謝し、自分が美容にかかわり始めた時の原点の気持ちに立ち返りたいと思います。また、今回の経験を同じサロンで働く他のスタッフにも報告したいと思います。」と語ってくれました。

※「未来をつなぐ夢はさみ」
2008年よりヘンケルジャパン株式会社シュワルツコフプロフェッショナル事業本部との協働で実施している美容職業訓練。5月から6月にかけて第4回目の基礎コースが実施された。  
公式サイトはこちら

「未来をつなぐ夢はさみ」の募金箱を設置していただける店舗様を募集しています。
(2010.11.01)

「若者の家」の卒業生がお母さんに

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6月19日深夜、「若者の家」の卒業生であるベイさん(20歳)が元気な男の子を無事出産しました。
ベイさんは、2009年に裁縫の職業訓練を修了した卒業生で、現在はタイとカンボジアの国境近くで暮らしています。
幼いころに両親を亡くし家族のいない彼女は、KnKのスタッフでありソーシャルワーカーのラカナを母親のように慕ってきました。彼女はラカナに息子の名前を付けてほしいとお願いしていました。
「重大な役目だわ」と、とても嬉しそうな、また少し照れるような笑顔で話してくれたラカナが決めた名前は「サムナン」。クメール語でGood luckという意味だそうです。また、サムナンの寝ている布団セットは、マーケットで美容師として活躍している他の卒業生からのプレゼントだそうです。
KnKの職業訓練を修了し、裁縫という技術を身につけた彼女はこれから母として真の自立へと羽ばたいていきます。
KnKはこうした子どもたちに寄り添い続け、真の自立に向け勉強や職業訓練の機会を提供しています。皆さまの温かいご支援を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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