2014/06/04
報告:プロジェクト・コーディネーター 土岐 三輪
KnKは村の女性たちが縫製によって稼げるように、支援活動を行っています。
バングラデシュは猛暑の4月を乗り越え、雨期が始まっています。
そんな中、組合員と6日間のスキルアップトレーニングを実施しました。
今回は、「パンジャビ」と「ブルカ」を作ります。
◆パンジャビ
「パンジャビ」とは、男性の伝統服で、モスクに行くとみんな着ています。普段着となっている男性も多いですし、結婚式やお祭りの時は、ゴージャズなパンジャビを新調します。
![インストラクターが黒板に形とサイズを図示](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_001.jpg)
インストラクターが黒板に形とサイズを図示
![図を参考に型紙を作り、布をカッティング](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_002.jpg)
図を参考に型紙を作り、布をカッティング
![足踏みミシンで縫製](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_003.jpg)
足踏みミシンで縫製
![パンジャビを試着する土岐と、作り手のビスティ](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_004.jpg)
パンジャビを試着する土岐と、作り手のビスティ
![近くの小学校の子どもたちに着せてみました!かわいい!!](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_005.jpg)
近くの小学校の子どもたちに着せてみました!かわいい!!
大人用と子ども用を製作し、「夫や息子に着せてね!」と渡したら嬉しそうでした。
◆ブルカ
「ブルカ」とは、イスラム教の女性が外出する際に身につける上着で、頭にショールもかぶって全身をすっぽりと隠してしまいます。
イスラム教の女性は、家の近所では普段着(サリーや、サロワカミューズと呼ばれる伝統服)ですが、村から出る時やバスに乗ったりする時は、ブルカを身につける習慣があります。まぁ家庭の習慣となっている部分もあり、着ない女性もいるのですが。
![ペアになって、互いのサイズを計る女性たち](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_006.jpg)
ペアになって、互いのサイズを計る女性たち
![試着した土岐と、作り手のシャヒヌールと、インストラクターのハミダ](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_007.jpg)
試着した土岐と、作り手のシャヒヌールと、インストラクターのハミダ
![最後にみんなでブルカを着て、記念撮影!](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_008.jpg)
最後にみんなでブルカを着て、記念撮影!
今年7月25日から始まるイード祭に向けて、この国の人々は服を新調する習慣があります。
「このトレーニングで習ったことを生かして、村人からどんどんオーダーを取りましょう!」と盛り上がって、今回のワークショップを終えました。
![トレーニング終了後の集合写真](https://knk.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/06/140604_009.jpg)
トレーニング終了後の集合写真
◆おまけ:ブルカとは?
ブルカはイスラム教の女性のみが着る服です。ヒンズー教の女性たちは着ません。「ブルカの作り方も習いたい?」と聞いたら、「村人からオーダーをもらうのだから、習いたい!」とのこと。作ったブルカを試着して、「へぇー」と大騒ぎでした~。
ちなみに、基本は黒色ですが、ファッションを気にする若い子は、エメラルドグリーンやターコイズブルー、ファッションピンクのブルカを着たりもします。