2009/03/31
報告:KnKネットワーク・カンボジア プロジェクトマネージャー スレイ サカン
木彫り一筋でここまできた
今回は、2000年に若者の家を開設した当初にやってきた青年をご紹介します。
僕はKnKカンボジアのサポートで木彫りの職業訓練を4年間受けました。そして2004年12月に若者の家を卒業することができました。そして今、僕は結婚し子どもを一人授かりました。僕は父親であるだけでなく社会の一員として自立することができたんです。僕はKnKで得た技術で家族を養っています。そして、義理の弟2人を自分の職場に招いて一緒に仕事をしています。(ピック/24歳)
日本からの訪問者
若者の家の子どもたちは地域や海外から訪れる人々と触れ合うことにより友情を育み、多くの刺激を受けています。私たちは遠く日本から訪れてくださる方々に感謝しています。若者の家でのこうした交流が彼らの将来を豊かにするものだと我々は信じているからです。そして体験こそ、学校では学ぶことのできない貴重なものだといえます。
これまで、200人近くもの卒業生が若者の家を巣立って行きました。彼らにとって若者の家からの卒業が本当の始まりです。卒業後は、再び自分の力で生きていかなければならないからです。