2011/06/21(火)
報告:調整員 蛯子 渉
先日、支援企業や大使館の方々が岩手県沿岸部の被災状況視察に来てくださいました。
オーガニックな化粧品を販売しているロクシタン・ジャポンの代表取締役社長、そして在日本フランス大使ご夫妻です。
ご両名共にKnKが再建支援の計画をしている釜石市のコミュニティセンター『青葉ビル』を見学していただいた後に釜石市内や山田町、陸前高田市の様子などを見てまわり、津波で受けた被害の現状を把握していただきました。
その中でも、特にロクシタン・ジャポンの鷹野社長は津波により校舎が全壊してしまった釜石東中学校の様子とその生徒たちが教室を間借りして授業を受けている釜石中学校を見学して、学校を失ってしまってもなお子どもたちに対する教育への情熱を失わずにその想いを打ち明けてくださる先生方にとても感銘を受けておられました。
またフランス大使は山田町の町長と面会し、もともと風光明媚であった山田町が津波によって壊滅的な被害を受けてしまったことに心を傷められているとともに、町の主要な産業であった水産業への被害とその復興計画に対し多大なご関心を抱いておられるようでした。
当日は盛岡から車での長時間の移動となりましたが、この度は遠くからわざわざ足を運んでいただき本当にありがとうございました。
注)東北支援用としてお送りいただいたご寄付については、他の用途には使われません。