2011/06/30
報告:KnKスタッフ 松浦 ちはる
ヨルダンの首都、アンマン。
KnKはここでユースセンターをオープンしています。
イスラム教信者が多くを占めるこの国では、思春期を迎えた男子と女子が同じ教室で勉強することは、ほとんどありません。 KnKのセンターの予定表でも、このように分かれています。
土
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日
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月
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火
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水
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木
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金
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女子
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男子
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女子
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男子
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隔週交代
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休館
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休館
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現在センターに通ってくる約250名の子どもたちは、英語・フランス語・スポーツ・コンピューター・演劇・ユースプログラム・アート・音楽の中から自分の望むクラスを受講できます。
また、授業態度が良かった生徒は遠足に連れて行ってもらえるなど、やる気を起こさせるようなプログラムづくりが盛んです。
近くに住んでいる子は歩いて通ってきますが、少し遠くに住んでいる子どもたちのために黄色い4台のスクールバスが活躍しています。
これらは、地元の学校と交渉して格安で貸してもらっています。
バスの扉には子どもたち自身が作ったルールが貼られています。
「窓の外の異性に声をかけない」
→イスラム国家ならではのルールですね。
「運転手さんに失礼な言動をとらない」
「らくがきをしない」などなど。
さあ、皆を迎えに行きましょう!
アンマンでも貧しい地域ですが、ここから乗ってくる男の子たちはとてもやんちゃで元気です。
バスに乗ると、KnKが発行している乗車カードを提示します。
これを確認するのは皆のお兄さん役であるピア・エデュケーターです。
センター到着後は、各クラスに分かれてプログラムに取り組みます。
男子に人気のスポーツクラス。
ドライバーの皆さんがひと休みしているところにおじゃましました。
水タバコも一緒に写して!というリクエストでパチリ。