こんにちは。海外事業部の久野です。
バングラデシュでは農村部の女性たちが自分たちの力で縫製・機織りの協同組合を運営して持続的に収入を得られるよう、協同組合事業を実施しています。
協同組合を女性たちだけで運営できるようになるためには、縫製や機織りの技術的な能力だけではなく、会計や組織運営もできるようにならなければなりません。
ある日のこと、「お店で資材を買ったレシートを日付け通りに並べてみよう!」と組合員と会計作業にとり組みました。
「できたよ!」と組合員が見せてくれたレシートの日付けを確認してみると…
①1月3日
②1月7日
③3月9日
④2月15日
⑤1月21日
…
と順番が何かおかしい?
「どうしてこの順番に並べたの?」ときいてみると、気をつけていたのは日付けの部分だけで、何月かということは気にしなかったのだそう。
「1月30日と3月9日はどっちが後かよく考えて…」と話すと「わかった!」と再度熱心に取り組む組合員。
バングラデシュでは一般的に外で働くのは男性がメイン。
これまで女性たちには家庭内でも決定権、発言権はあまりありませんでした。
そんな女性たちが一歩ずつ自立に向けて成長していく姿に出張で出会うたびに刺激を受けます。
外務省の外交政策にKnKのバングラデシュにおける本事業が紹介されました。